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『ザ・バンク 堕ちた巨像』
『ザ・バンク 堕ちた巨像』_f0194546_1211767.jpg2009年 アメリカ/ドイツ/イギリス
原題: THE INTERNATIONAL
監督: トム・ティクヴァ
出演: クライヴ・オーウェン、ナオミ・ワッツ、アーミン・ミューラー=スタール、ブライアン・F・オバーン
系統: サスペンス/アクション(PG-12)
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★☆
あらすじ: インターポール捜査官ルイ・サリンジャーは、
ニューヨーク検事局エレノア・ホイットマンと共にある重要な捜査に当たっていた。
ターゲットは国際銀行IBBC、世界中からの不審な資金の拠点となっていた。
サリンジャーは世界中を飛び回り、IBBCの実態を探ろうとするが、
行く先々で証拠が消されていく。捜査を進めるために彼は、ある覚悟を決めるのだが・・・

さめ的この映画のココロ: 『ラン・ローラ・ラン』『パフューム』『ヘヴン』
などを手掛けた、トム・ティクヴァ監督の最新作。

映画によって作風がガラリと変わるというこの監督さん。
さめは『ラン・ローラ・ラン』しか観たことないのだけど、
まぁ、確かにあのやたらと走るあの映画とこれとは全然違っていて。
や、それでもクライヴ・オーエン一瞬走るのよね。すぐ止まるけど。笑
ひそやかに、やっぱり!?と思ったのはさめだけではあるまい。


正直、地味ィ~な感じがしていたし、しかもなんとなく想像つきそうだったので、
観に行くのもどうしよう的なスタンスでいたのだけど、
なんかやっぱりクライヴ・オーウェンが気になってしまって、結局公開後すぐに。笑

で、それがさ、おもしろかったの!
予想がつくなんてとんでもない思い違いで、
二転三転する展開には終始振り回されっぱなしだし、
黒幕の存在が意外にもんのすごく大きくって、
空撮も地味にすごくて、本気で、こりゃもう解決なんかとてもできないんじゃないか?
最後までしっかりハラハラさせてもらった。

決してドハデな感じはないのだけど、そんなウィットを効かせた展開の中、
中盤あたりに突然巻き起こる銃撃戦!コレがまたすごいの!
しかもね。
銃撃戦の舞台がなんと。
さめが先月訪れた、ニューヨークのグッゲンハイム美術館だったわけよ。
ビックリ仰天だよ、ほんと。

あの螺旋状の真っ白くて美しかった壁が、銃弾でボッコボコ穴が開いていく様は・・・
圧巻なんだけど、さめ的にはもう心配で心配でしようがなかった!
つーかその奥にはさめの愛するピカソの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」があるのよぅ~!
ギャー撃たないでぇ~お願いだからそっちに行かないでぇ~みたいな。笑

でもって5階層もある螺旋からは、人が落ちてゴィーンとかなってマジ痛そうだし、
あの巨大な吹き抜けの天井からハデに落ちていくオブジェ。
行ったことのある場所、しかも貴重すぎる場所なだけに、ドキドキ感もひとしお。笑
(ま、後から調べたら内装はアレ、全部セットだったらしいけどね。笑)
それにしてもよく作ってあって。

場所の設定が近代的美術館というのもあってか、あの銃撃戦は芸術的でしたわ。
そしてその激しい銃撃戦の中に一時生まれる、主人公と敵との連帯感!
ああいう男同士の関係って、女じゃなかなか味わえない。
最高っ!
絶対的にオススメです、『ザ・バンク』
決してハデではないけども、キロク★は4つ。
クライヴ・オーウェンのビミョウなシブ顔ドアップもゼヒ映画館にて!笑


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by samepoooo | 2009-04-13 20:43 | 映画 さ行
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