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『アイム・ノット・ゼア』
『アイム・ノット・ゼア』_f0194546_18585036.jpg2007年 アメリカ
原題: I'M NOT THERE
監督: トッド・ヘインズ
出演: クリスチャン・ベイル、ケイト・ブランシェット、マーカス・カール・フランクリン、リチャード・ギア、ヒース・レジャー、ベン・ウィショー、ジュリアン・ムーア、シャルロット・ゲンズブール、ミシェル・ウィリアムズ、デヴィッド・クロス
系統: ドラマ/音楽/伝記(PG-12)
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★☆☆

あらすじ: 自らを「アルチュール・ランボー」と称す印象派詩人、
「ウディ・ガスリー」に憧れる黒人少年ウディ、
社会派フォークソングを歌うジャック、映画スターのロビー、
フォークソングと決別したロックスターのジュード、田舎で隠居生活を送るアウトローのビリー。
生ける伝説ボブ・ディランの激動の半生を、6つの側面から6人の俳優が演じ分ける。

さめ的この映画のココロ: ウワサには聞いていたが、難しい映画だった。
というか、知らなきゃ全然わかんない類の映画。爆

ボブ・ディラン・・・
お名前だけはモチロン知っているのだけども、
その他のことは全くと言っていいほど知らない・・・爆

とにかくこの映画を見て、
ボブ・ディランという人は、こんなにも多才で多くの側面を持ち、
そして今でも現役バリバリな人なんだな、ということだけはわかった。

この映画のスタイルも相当変わっていて、
ボブ・ディランのその多くの側面を、ボブ・ディランの「ボ」の字も出すことなく、
6人の俳優が6様に演じ分け、ひとつの物語を形成する、というもの。

そういうスタイルは斬新でオモシロイと思ったのだけども、
内容や言ってること自体が、正直ほとんど意味不明。爆
いや、こりゃ映画が悪いんじゃなくって、さめが悪い!爆
相当なボブ・ディラン好きじゃないと、この映画の良さはわかんないんだろうなぁ。

・・・ということがだいぶ早い段階でわかったんで、
もうここは、とことん好きな俳優で攻めて観ることにした!笑

まずは、ジュードを演じたケイト・ブランシェット。
6人の中では唯一の女性。
もう、彼女の演技には、鳥肌が立った。
最初、ケイトだと確信が持てなかったくらい、男になりきっていた。
それもそのはず、彼女はコレで、
GG賞では最優秀助演女優賞、ヴェネチア国際映画祭でも審査員特別賞を受賞、
アカデミー賞にもノミネートされている。

そして。
この作品が公開され、
映像としては残すところ後ひとつとなってしまった・・・ヒース・レジャー。
半泣きしながらも、食い入るように観てしまった。
観たくなかった・・・観れば後ひとつになってしまう・・・
それでも、何度も何度もヒースを追いかけていた。

ヒースのお相手は、『フレンチなしあわせのみつけ方』で、
ジョニー・デップとも謎のキスを果たした、シャルロット・ゲンズブールさん。
ヒースと歳はずいぶん離れているけど、なんのそのな演技。
ヒースもちっとも引けを取らない。
なかなか好きなカップリングでした。

そして・・・ヒースの本当のパートナーだった、ミシェル・ウィリアムズさん。
ヒースとは全く別のストーリーでしたが、
かなり奇抜な様子で出演していました。

・・・そんなこんなで、なんともやりきれない気持ちで観終えることに。
とはいえ、ケイトの演技は、群を抜いて素晴らしかった。
ということで、キロク★は、3つ。


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by samepoooo | 2008-11-12 20:42 | 映画 あ行
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