カテゴリ:映画 わ行( 2 )
『ワールド・オブ・ライズ』 (劇場にて)
f0194546_16472879.jpg2008年 アメリカ
原題: BODY OF LIES
監督: リドリー・スコット
原作: デイヴィッド・イグネイシアス 「ワールド・オブ・ライズ」
出演: レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ、マーク・ストロング、ゴルシフテ・ファラハニ、オスカー・アイザック、サイモン・マクバーニー、アロン・アブトゥブール、アリ・スリマン
系統: サスペンス/アクション(PG-12)
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★☆

あらすじ: CIAで最高の腕を誇るスパイ、ロジャー・フェリス。
世界中で常に死と隣り合わせの彼の任務を決めるのは、
遠く離れた安全な場所で命令を下すだけのベテラン局員エド・ホフマン。
彼らの目的は、世界的な爆破テロ組織のリーダーを捕まえること。
世界を救うのは、味方をも欺く完璧な嘘だった・・・

さめ的この映画のココロ: 『グラディエーター』『アメリカン・ギャングスター』
などを手掛けた、リドリー・スコット監督の最新作。

ワシントン・ポスト紙のコラムニストで、中東問題に精通するジャーナリスト、
デイヴィッド・イグネイシアスの同名小説の映画化。

監督お気に入りのラッセル・クロウはさておき、 ←さておくのかよ。
さめさん実はあんまり好きでなかったレオナルド・ディカプリオが、
とってもいい役者だということに、こないだ突然気づいたもんだから、 ←遅いよ。
楽しみに観に行ってきた本作。

・・・恥ずかしながら、今流行りの潜入捜査の映画と思っとりました!
ちょっとまちがえたがよ。恥
CIAて聞くと、なんか自動的にそういうイメージ。爆

テーマとしては、中東問題やテロ組織を扱った、かなり社会派な映画。
さめさん社会問題にはとんと疎くて、内容すべてを把握することはちょっと不可能だった。爆
で、潜入捜査・・・とはやや違って、CIA現場工作員のお話。笑

世界中を駆け巡り、命がけの任務に身を削る工作員フェリス。
一方、スーパーで買い物したり子どもの世話をしたりと、平和な日常に身を置きながら、
電話一本で冷酷な指示を出すだけのベテラン局員ホフマン。

キャッチコピーでもしきりに言われていた、「嘘」の応酬と息もつけぬ頭脳戦。
この二人の間だけのことかと思っていたら、またもや大間違い。爆
最後で見事な「嘘」を仕掛けたあの男に、この映画の深さをみた。

レオは、同じく社会派映画『ブラッド・ダイヤモンド』のときよりも、
もっともっと演技に磨きがかかっていて。
アクションシーンもさることながら、ささやかなロマンス描写もすごくイイ。
この人、ゴテゴテのラブストーリーなんかより、こういう映画の方がずっと生きる気がする。

そして特記すべきはやっぱり、ラッセル・クロウ・・・の太り方。爆
わざわざ役作り?したみたいだけども・・・
それにしたってほんの短期間であんななっちゃうのねぇ。悲
『アメリカン・ギャングスター』のときも、彼にややメタボを感じたさめさんは、
この太り方がどうしても、単なる役作り、とは思えないのである。
気をつけてー。 ←ヨケーなお世話。

そしてこの太り方がまた、アメリカ人の傲慢さが全面に出たあの演技に拍車をかけていて。
ここまで人を不快な気持ちにさせられるラッセル・クロウの演技、
スバラシイとしか言いようがない。

んで最後に、どうでもいいんだけど、あの人。
お寿司、食べたわよね?
エビ。
しかも、お口に引っかかったわよね?
で、無理やり押し込んだところで、エンドロール。

もう、そんなくだらない場面が強烈に脳裏に焼き付いてしまって、
こんな社会派映画を観た後なのにもかかわらず、
さめさんなんとも悶々とした気持ちのまま、映画館を後にすることになるのである。

エビだったよね、アレ・・・なんで・・・エビ引っかかって終わりなの?悶々

と、話がそれたけども、
テーマがテーマだけに重くなりがちな雰囲気は、
出演者陣の演技で見事に緩和されるが、
緊迫感だけは最後まで途切れることなく続く。
一気に駆け抜ける2時間、おもしろかった!
キロク★は4つ!


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by samepoooo | 2008-12-25 16:43 | 映画 わ行
『ONCE ダブリンの街角で』
f0194546_1431213.jpg2006年 アイルランド
原題: ONCE
監督: ジョン・カーニー
出演: グレン・ハンサード、マルケタ・イルグロヴァ、ヒュー・ウォルシュ、ゲリー・ヘンドリック、アラスター・フォーリー、ゲオフ・ミノゲ、ビル・ホドネット、ダヌシュ・クトレストヴァ、ダレン・ヒーリー、マル・ワイト、マルチェラ・プランケット、ニーアル・クリアリー
系統: 音楽/ロマンス
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★★

あらすじ: アイルランドはダブリンのとある街角。
穴の開いたギター片手に歌を歌うストリート・ミュージシャンの男の前に現れたのは、
チェコ移民の花売りの女。
あれこれと話しかけられ戸惑う男だったが、彼女がピアノを弾くことを知り、
次第に魅かれ合っていく二人は・・・

さめ的この映画のココロ: アイルランド映画、やっぱり好きかも!
キリアン・マーフィー主演『On the edge』の監督でもある、ジョン・カーニーの作品。
アカデミー賞かなんかももらっている。

で、いきなり余談だけども、主演の男性役。
当初キリアンが演じる、という話もあったらしい。
けど、あの役はグレン・ハンサード、彼だったからこそ、というような気がする。

ダブリンの街角で、偶然出会った男と女。
音楽という共通項により、二人は急速に魅かれ合う。

楽器店でのシーン。
まだそれほどまでにお互いを知らない二人のセッションは、感動的だ。
たどたどしく駆け合う二人も、曲が終わるころには、
全てを知り尽くしたかのようにさえ見えた。

f0194546_15184334.jpg
これだけ深いところで通い合えた二人。
でも彼らは、最後までお互いの名前を呼び合うことはなかった。
心のどこかで、それぞれに自分の進むべき道がわかっていたのかもしれない。
そう思うと、どうしようもなく切なくなってしまう。

ダブリンの雰囲気を存分に感じられる。
ゼヒ観てほしい作品だ。


ところでこの映画、ずいぶんと制作費用が限られていたらしい。
音楽映画でもあるので、おそらくそれらに長けた人々が観れば、
音質がどうも・・・とかいう話になるのかもしれない。
だけども、この映画の彼らもまだまだ駆け出しだ。
庶民的な雰囲気とあふれんばかりの情熱を表すのには、返ってよかったのかもしれない。

修理してほしいと、家から持ってきた掃除機を、
街の中でコロコロ転がしちゃう彼女のかわいさに、キロク★5つ!


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by samepoooo | 2008-10-22 23:01 | 映画 わ行