カテゴリ:映画 あ行( 10 )
『ウォッチメン』 (劇場にて)
f0194546_11211311.jpg2009年 アメリカ
原題: WATCHMEN
監督: ザック・スナイダー
原作: アラン・ムーア、デイヴ・ギボンズ
出演: マリン・アッカーマン、ビリー・クラダップ、マシュー・グード、カーラ・グギーノ、ジャッキー・アール・ヘイリー、ジェフリー・ディーン・モーガン、パトリック・ウィルソン
系統: アクション/SF(R-15)
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★☆
あらすじ: 1985年、未だニクソン大統領が権力を振っていたアメリカ。
高層マンションからある男が突き落とされ、殺害された。
彼は、かつて”ウォッチメン”と呼ばれていたスーパーヒーローたちの一人であった。
彼らは”監視者”となり、世界の重大事件に関わっていた。
現場に現れた顔のない男は、事件の裏に陰謀があることを嗅ぎ取り、
かつての仲間たちを独自に調べ始めるのだったが・・・

さめ的この映画のココロ: 『300<スリーハンドレッド>』『ドーン・オブ・ザ・デッド』
を手掛けた、ザック・スナイダー監督の最新作。

実写化不可能と言われた、アラン・ムーア原作の同名グラフィックノベルの映画化。


なんだかんだで、3月は(アメリカで以外)1度も劇場に行っていなかった。
ひさしぶりの映画館で観た本作に、さめはすっかり度肝を抜かれてしまった。

・・・す、すごいよコレ・・・ウォッチメン・・・

見終わって直後はもう、脳の一部に何か強いダメージを受けたような感覚。
決して、スゲースゲーと絶叫したくなるような凄さではなく、
奥底からフツフツと湧き上がってくるような凄まじさ。

この映画を観るにあたって、さめは簡単に予習をしようと思っていろいろ調べたのだけども、
こりゃ予習なんてレベルじゃ到底この映画には太刀打ちできない、ということがわかってきて。
ていうか、この映画観るんだったら、原作読んどけ!
むしろ原作を熟読してるヤツじゃなきゃ、この映画の真の凄さはわかんねーんだよ!
という原作ファンの声が聞こえてきそうな気さえした。

案の定観た後は、原作をほとんど知らないことが非常に非常に悔やまれ、
それでも、先日訪れたアメリカの本屋で原作を立ち読みし、
アマゾンのチラ見で冒頭を読んだ程度の記憶でも、
見た一コマを思い出すほどの忠実さで原作が再現されていることはわかった。

そして、おそらくこの映画を凄いと思わせる最大の所以は、アクションとバイオレンス描写。
どこまで原作に忠実なのかはわからないけども、人体破壊描写はとにかくものすごい。
あの骨の折れる音にはまいった。
チョンパなんて当たり前だし、手が折れればそこからちゃんと骨が見えてるし、
血飛沫があがって肉が飛び散って天井にはりついて皮がぶら~んとか、
・・・ココは『300』以上の演出かもしれなーい。
さすがはザック・スナイダー。泣笑

ま、そういう意味では、
少し前のロバート・ロドリゲスの『シン・シティ』にも衝撃を受けていたくらいなので、
この『ウォッチメン』に対してとっつきにくさはまったくと言っていいほどなく、
むしろ冒頭のコメディアン殺害シーンの衝撃アクションで、
完全に心奪われてしまったさめなのだった・・・

それにしても、「ヒーロー」って何なんだろうか。
日本で「ヒーロー」といえば、強くて爽やかで人間離れしたナイスガイで、
絶対的正義に満ちていて・・・そんなイメージばかりがある。

でも、この『ウォッチメン』に出てくるヒーローたちは、全然違う。
生身の人間だし血なまぐさいし、絶対的な正義になんて掲げていないし、犯罪も犯す。

あの『ダークナイト』もそうだったけども、
真逆に位置するはずの正義と悪は、実は紙一重になっていて、
決して正義だけが正しい世界にはなっていない。
ヒーローなんてあり得ないんだよ、やっぱ現実には。
でもさめは、ロールシャッハが好きだったんだけど。爆

あーこんなレビュしか書けない自分が悲しい。
DVDが出るまでには、ちゃんと原作読んどきたい。

キロク★は、きっと原作読んだ後にきっと5つになるんだろう、現時点では4つで。


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by samepoooo | 2009-04-09 21:06 | 映画 あ行
『オーストラリア』 (劇場にて)
f0194546_105856100.jpg2008年 オーストラリア
原題: AUSTRALIA
監督: バズ・ラーマン
出演: ニコール・キッドマン、ヒュー・ジャックマン、デヴィッド・ウェンハム、ブライアン・ブラウン、ジャック・トンプソン、デヴィッド・ガルピリル、ブランドン・ウォルターズ
系統: ドラマ/ロマンス/アドベンチャー
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★☆

あらすじ: イギリスの貴婦人レディ・サラ・アシュレイは、
領地売却のためオーストラリアから帰って来ない夫を訪ねるため、オーストラリアへ向かった。
現地に到着すると、出迎えは夫ではなく、ドローヴァーという牛追いの男。
互いに反感を抱きながら、領地への旅を続けるが、着いた屋敷は荒れ果て、
夫は帰らぬ人となっていた。領地を守るため、1500頭もの牛を、
遠く離れたダーウィンの軍へ売ることを決意するのだが・・・

さめ的この映画のココロ: 『ロミオ&ジュリエット』『ムーラン・ルージュ』を手掛けた、
オーストラリアの監督バズ・ラーマンの最新作。

同じくオーストラリア出身の二コール・キッドマンとヒュー・ジャックマンを起用したことで、
本国では興行収入歴代2位を記録しているそうだけども。

日本では前評判もイマイチっぽいのを知りながら、観てきたよ。
うん。だって、バズ・ラーマンだもの。

でもそれがね。
土曜の朝イチで行ったんだけど、めっちゃ混んでて車が停められなくてさ、
着席したのはたぶん上映後10分ほど遅れ、という。爆
おかげで、唯一バズ・ラーマン色を感じられたらしい冒頭を思いっきし見逃してしまったよ。爆

165分という長尺は、さめはそれほど気にならなかったけども、
前半は、必死になって何千頭もの牛を追っかけてるところを悪者に邪魔される話で、
それが解決したら後半は、戦争がからんだラブラブ物語へ突入。

大きな大きな柱が二つもあるもんだから、
まぁ退屈はしなかったけども、やや詰め込み過ぎのどっちつかず感が残る。

や、決して悪い映画じゃないと思うし、むしろ監督さんは好きなんだよ。
序盤のカンガルー撃たれてるのに笑いを誘うところなんか、もろにバズ・マジックだったし、
音楽の使い方もどこかミュージカルタッチで、おぉやっときたかとどうしても期待してしまう。
それだけに。

せっかくバズ・ラーマンが監督するんだから、
もういっそのこと戦争のゴタゴタは置いといて、
混血の少年ナラとアボリジニのおじいちゃんとの関係をもっと深く描くとかすれば、
『オズの魔法使い』だってもっと生きてきたと思うし、
もうちょっと神秘的なお話になってたかな、とか。

そうなの、この映画。
公開前から、どんなお話なのかが、イマイチうまく予想できなくて。
結局、イイ意味で期待を裏切られたわけでもなく、
なんとなく『風と共に去りぬ』みたいのがやりたかったのかな、とは思うんだけども、
さめ個人的には、ファンタジックでドラマティックなバズ・マジックを味わえない、
ややサミシイ作品でしたがよ。残念。

ただ言えることは。
どんな国にも、差別問題だけはやはり根強くあるということ。
後、こないだ観た『チェンジリング』もそうだったけど、
いつの時代にも、後ろから飛び蹴りしたくなるようなどうしようもない人間は必ずいるってこと。
この二つに尽きましたがよ。

次回作は、また『ムーラン・ルージュ』のようにバズ・マジックを炸裂させてほしいな。
期待を込めて、キロク★は4つにしときますけど。


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by samepoooo | 2009-03-06 22:01 | 映画 あ行
『ウォンテッド』
f0194546_114531.jpg2008年 アメリカ
原題: WANTED
監督: ティムール・ベクマンベトフ
原作: マーク・ミラー、J・G・ジョーンズ
出演: アンジェリーナ・ジョリー、ジェームズ・マカヴォイ、モーガン・フリーマン、テレンス・スタンプ、トーマス・クレッチマン、コモン、クリステン・ヘイガー
系統: アクション/サスペンス(R-15)
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★★+マニア★★★

あらすじ: 仕事もプライベートもいまいちな青年ウェスリーの前に、
ある日謎の美女フォックスが現れる。
「父親は最強の殺し屋だった」と言う彼女と共に大銃撃戦に巻き込まれたウェスリーは、
とある紡績工場に連れて行かれる。実はそこは、「フラタニティ」という秘密の暗殺組織で、
その継承者であると告げられたウェスリーは、父親を殺した男への復讐を誓い、
最強の暗殺者となるための壮絶な特訓を受けることになる・・・

さめ的この映画のココロ: 『ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR』『デイ・ウォッチ』
を手掛けた、ロシアの監督ティムール・ベクマンベトフのハリウッドデビュー作。

マーク・ミラー、J・G・ジョーンズによるグラフィックノベルの映画化作品である。

公開当時、まったくといっていいほど興味のわかなかったこの映画。

その後、コレコレでジェームズ・マカヴォイくんに出会い、
『デスペラード』『ホット・ファズ~俺たちスーパーポリスメン!』をはじめ、
数々のB級ガンアクションに洗脳されたさめの感覚は、
この映画を観に劇場に足を運ばなかったことを心底後悔させるものになっていた・・・

つーか、『ウォンテッド』最高!!
まじで最強!
観に行かなかったさめのバカバカバカバカ。
今だったら、最低3度は観に行くね。

公開当時は、「新映像革命、新感覚アクション」みたいな感じで宣伝されてたけども、
元ネタはコレ、ほぼ『マトリックス』
スローの弾丸とか妙に懐かしくなって、思わずもっかい観直しちゃったもんね。笑
ていうかさめ的には、『マトリックス』を優に超えていて。
弾丸だって曲がっちゃうし。何人もブチ抜くし、何もかにもがあり得ないし!笑

冴えない主人公が才能を見出され、トレーニングして成長していくくだりなんか、
もう『マトリックス』そのもの。
ただ、キアヌは汗ひとつ流さず終始クールなもんだったけど、マカヴォイくんは大変よ。

会社に行けば太っちょの上司にバカにされるわ、
頼みの彼女は同僚に寝取られるわ、
そんなんで心臓バクバクなって薬取りに行ったら、
いきなりコワイ顔したアンジーが横に立ってて、
「私あんたのお父さんを知ってるわ。最高の殺し屋だったのよ。」
とか言われて、銃撃戦に巻き込まれたあげく、
パンツ丸見え状態のアンジーまたがるもんのすごいカーチェイスの運転とかまでさせられて、
(この辺のマカヴォイくんが、超超ヘナチョコで、最高にうける。)
連れて行かれた工場にはモーガン・フリーマンがいて、(この人ほんとよく出てくるなぁ)
「お前は心拍数が上がると、ものすごい早さに着いて行ける能力がある。
お前の中にはライオンが眠っているから解き放て!」とかわけわかんないこと言われて、
そのままマカヴォイくんはボコボコに殴られて、最強の殺し屋になる!
みたいな話。
つーか、ヘンな話。笑

しかも、死ぬ一歩手前くらいまでボッコボコにされる修行とか、
ヘンなお風呂入ったら傷が治ってるとか、この監督、絶対ドラゴンボール観てるよね。笑
まぁそんな、ある意味マニアックな愛にあふれた映画でもあるのだ。あはは。笑

そして、最強に最高なのが、中盤以降にある大きなガンアクション!

f0194546_14224464.jpg

つーかコレ↑完璧ジョン・ウーじゃんっ!
つーか、マカヴォイくんこっからはカッコイイわけよ!
ほらっ!

f0194546_14225987.jpg

この二丁拳銃が最強に最高に大好きなさめは、
マカヴォイくんが下から手だけ出して銃を二丁クロスさせた時点でもう大大大コウフン!!

そっからはもう、マトリックスなんだか、ジョン・ウーなんだか、
コメディなんだか、アクションなんだか、シリアスなんだかわけわからんなって、
いろいろごちゃまぜなんだけど、
最高にカッコイイ大大銃撃戦はもう、さめまでアドレナリン大放出っ!!!

だー!最高!ウォンテッド、最高っ!!! ゼィゼィ。


そんなわけで、決してコレ、真剣に評価をしちゃあいけない映画だと思われますがよ。
CGがどうのとか、やり過ぎとか、クイック&スローの多用が意味不明とか、
そういう当たり前の評価は全部置いといて、
純粋にジョン・ウーと『マトリックス』と「ドラゴンボール」とマカヴォイくん、
この中のどれか2つくらいをこよなく愛せる人であれば、
きっとコレ最高にコウフンできる映画。笑
そんな人とさめはオトモダチになりたいんだからっ!

キャスティングと宣伝はA級でも、ココロはB級!
最後に、マカヴォイくんの筋肉ムキムキ状態はヒジョーに柄に合わないなぁと感じつつも、
さめ的には、まちがいなくキロク★5つにマニア★3つ!!
お願いだから誰かトモダチになって。爆


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by samepoooo | 2009-03-03 21:16 | 映画 あ行
『依頼人/ザ・クライアント』
f0194546_13255956.jpg1994年 アメリカ
原題: THE CLIENT
監督: ジョエル・シューマカー
原作: ジョン・グリシャム 「依頼人」
出演: スーザン・サランドン、トミー・リー・ジョーンズ、ブラッド・レンフロー、メアリー=ルイーズ・パーカー、アンソニー・ラパリア、J・T・ウォルシュ、アンソニー・エドワーズ、デヴィッド・スペック、アンソニー・ヒールド、ウォルター・オルケウィック、ウィリアム・リチャート、オシー・デイヴィス
系統: サスペンス

さめ的この映画のキロク: ★★★★★

あらすじ: 上院議員殺しの容疑者の自殺現場に、
偶然出くわしてしまった少年マークと弟リッキー。
マークは男に遺体の隠し場所を告げられる。
マフィアに命を狙われ、警察にも疑いをかけられたマークは、
家族を守るため、やり手の女弁護士レジーをわずか1ドルで雇うのだが・・・

さめ的この映画のココロ: 今は亡きブラッド・レンフロー。
若干11歳にして、驚きのデビュー作。

なんちゅー生意気でかっこいいガキなんだ!笑
さめが姉なら、首根っこつかんで頭グリグリしてるよっ!!笑

f0194546_1520731.jpgいやぁ、スーザン・サランドン、
トミー・リー・ジョーンズの二人を前にしても、
まったく引けを取らないあの演技。
文句なしのあっぱれ。
1ドル持って弁護士雇おうとするところなんて、
サイコーに生意気!笑

とにかくこの映画は、ブラッドがすべて。
サスペンスといえど、キツイ描写もほとんどなく、
テンポの良い展開にあれよあれよと引き込まれ、
ほどよいスリリングさが味わえる。
すべてにおいてよくまとまった作品だと思う。

最後の最後、もう会えないとわかった女弁護士との別れのシーンなんか、
今までのつっぱった態度がするっとほぐれたかと思ったら、
まぁ~子供の顔なんか見せちゃって、
こらー!じーんとなっちゃうじゃないかぁ~っ!

んも~っ!
これは絶対頭グリグリの刑じゃーっ!!笑
ゼヒ観てほしいっ!キロク★は5つ!


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by samepoooo | 2008-11-24 22:52 | 映画 あ行
『アイム・ノット・ゼア』
f0194546_18585036.jpg2007年 アメリカ
原題: I'M NOT THERE
監督: トッド・ヘインズ
出演: クリスチャン・ベイル、ケイト・ブランシェット、マーカス・カール・フランクリン、リチャード・ギア、ヒース・レジャー、ベン・ウィショー、ジュリアン・ムーア、シャルロット・ゲンズブール、ミシェル・ウィリアムズ、デヴィッド・クロス
系統: ドラマ/音楽/伝記(PG-12)
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★☆☆

あらすじ: 自らを「アルチュール・ランボー」と称す印象派詩人、
「ウディ・ガスリー」に憧れる黒人少年ウディ、
社会派フォークソングを歌うジャック、映画スターのロビー、
フォークソングと決別したロックスターのジュード、田舎で隠居生活を送るアウトローのビリー。
生ける伝説ボブ・ディランの激動の半生を、6つの側面から6人の俳優が演じ分ける。

さめ的この映画のココロ: ウワサには聞いていたが、難しい映画だった。
というか、知らなきゃ全然わかんない類の映画。爆

ボブ・ディラン・・・
お名前だけはモチロン知っているのだけども、
その他のことは全くと言っていいほど知らない・・・爆

とにかくこの映画を見て、
ボブ・ディランという人は、こんなにも多才で多くの側面を持ち、
そして今でも現役バリバリな人なんだな、ということだけはわかった。

この映画のスタイルも相当変わっていて、
ボブ・ディランのその多くの側面を、ボブ・ディランの「ボ」の字も出すことなく、
6人の俳優が6様に演じ分け、ひとつの物語を形成する、というもの。

そういうスタイルは斬新でオモシロイと思ったのだけども、
内容や言ってること自体が、正直ほとんど意味不明。爆
いや、こりゃ映画が悪いんじゃなくって、さめが悪い!爆
相当なボブ・ディラン好きじゃないと、この映画の良さはわかんないんだろうなぁ。

・・・ということがだいぶ早い段階でわかったんで、
もうここは、とことん好きな俳優で攻めて観ることにした!笑

まずは、ジュードを演じたケイト・ブランシェット。
6人の中では唯一の女性。
もう、彼女の演技には、鳥肌が立った。
最初、ケイトだと確信が持てなかったくらい、男になりきっていた。
それもそのはず、彼女はコレで、
GG賞では最優秀助演女優賞、ヴェネチア国際映画祭でも審査員特別賞を受賞、
アカデミー賞にもノミネートされている。

そして。
この作品が公開され、
映像としては残すところ後ひとつとなってしまった・・・ヒース・レジャー。
半泣きしながらも、食い入るように観てしまった。
観たくなかった・・・観れば後ひとつになってしまう・・・
それでも、何度も何度もヒースを追いかけていた。

ヒースのお相手は、『フレンチなしあわせのみつけ方』で、
ジョニー・デップとも謎のキスを果たした、シャルロット・ゲンズブールさん。
ヒースと歳はずいぶん離れているけど、なんのそのな演技。
ヒースもちっとも引けを取らない。
なかなか好きなカップリングでした。

そして・・・ヒースの本当のパートナーだった、ミシェル・ウィリアムズさん。
ヒースとは全く別のストーリーでしたが、
かなり奇抜な様子で出演していました。

・・・そんなこんなで、なんともやりきれない気持ちで観終えることに。
とはいえ、ケイトの演技は、群を抜いて素晴らしかった。
ということで、キロク★は、3つ。


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by samepoooo | 2008-11-12 20:42 | 映画 あ行
『エレファント』
f0194546_16301749.jpg2003年 アメリカ
原題: ELEPHANT
監督: ガス・ヴァン・サント
出演:  ジョン・ロビンソン、アレックス・フロスト、エリック・デューレン、イライアス・マッコネル、ジョーダン・テイラー、ティモシー・ボトムズ
系統: ドラマ(R-15)
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★☆


あらすじ: とある朝、酒に酔った父を車に乗せ学校に着いたジョンは、
遅刻のため居残りを言い渡される。
ポートレイト写真集の制作に没頭する、写真好きのイーライ。
アメフト部員ネイサンは、ガールフレンドと待ち合わせ。
食堂では女子3人組が世間話でもちきり。
そんないつものように始まったはずの一日が、銃器を手に校舎へ入った2人により・・・

さめ的この映画のココロ: 1999年アメリカのコロラド州コロンバイン高校で
実際に起きた銃乱射事件を元に、ガス・ヴァン・サント監督が手掛けた作品。

題材が題材だけに、重苦しい映画であるのは確かなのだけども、
さめ的には、ヴァンさん作品の中では好きな部類に入る。

とにかく異質な映画ではある。
大変な事件が起きるというのに、どこか淡々と時だけが過ぎていく。
というのも、やはりこれまでのヴァンさん作品のように、
余計なものはすべて削ぎ取ってあるから、なんだろう。

脚本も大筋でしか決まっておらず、役者の台詞も大体がアドリブなんだそう。
しかも、その台詞にもほとんど意味を持たせていない。
観る者に、感情移入をさせないため、
そして、事実をありのままに伝えたいから、なんだという。

そしてこれとはまったく逆に。
この映画では、普通はカットするような、
人物の歩く姿を追うシーンがやたらと続く。
ひとつ前の作品『ジェリー』の余韻を充分に残している。

この一見何の意味もないような時間の中で、
私たちはいろんなことを考えることができるのだ。
映画に込められているメッセージは、観客に決めさせる。
こういうスタイルの映画、どうやらさめさん相当好きみたいだ。

美しい。
ヴァンさんの映画、やっぱり好きだ。

んでもって。
男のコの好みも、さめさん、ヴァンさんとバッチリなのよねー笑

f0194546_18114059.jpg

主役をつとめたのが、ジョン・ロビンソンくん↑
これが映画デビューだ。
カメラにおしりを向けて、ハイ、チーズ☆のシーンが、カワイイ。

初出演にてこの映画。スカした演技。
これからもゼヒ、ヴァンさん映画にたくさん出てほしい!

この映画も、明らかに好き嫌いが分かれそうだなー。
キロク★5つといきたいとこだけど・・・4つで!笑


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by samepoooo | 2008-11-08 20:26 | 映画 あ行
『イノセント・ボーイズ』
f0194546_13243690.jpg2002年 アメリカ
原題: THE DANGEROUS LIVES OF ALTAR BOYS
監督: ピーター・ケア
原作: クリス・ファーマン 「放課後のギャング団」
出演: キーラン・カルキン、ジェナ・マローン、エミール・ハーシュ、ヴィンセント・ドノフリオ、ジョディ・フォスター、ジェイク・リチャードソン、タイラー・ロング
系統: 青春/ドラマ

さめ的この映画のキロク: ★★★★★+マニア★


あらすじ: 厳格なカトリック系スクールに通う、4人の少年たち。
フランシス、ティム、ウェイド、ジョーイは、日々エネルギーを持て余し、
校長であるシスターを悪役に見立てた、自作のコミックを描いて楽しんでいた。
しかしある時、そのコミックが校長に見つかり、停学処分になってしまう。
仕返しのためにと、ある計画を実行する彼らだったが・・・

さめ的この映画のココロ: 小説「放課後のギャング団」に感銘を受けた
ジョディ・フォスターが、映画化。
自身もシスター役として出演している。

『スタンド・バイ・ミー』のようだ、と言われてるみたいだけども・・・
彼らよりは、もうほんの少しだけオトナな雰囲気かな。
やらかすことにも多少の知恵が入っているし、
それなりの責任も負わされる。

純真無垢で残酷な子供の部分を残しつつ、
大人と呼ぶには精神的にも肉体的にもまだまだ不完全な、
最も不安定な時期の彼らの感情をうまく表現した、とてもいい映画だと思う。

彼らの数々の言葉も心に残る。
「現実を見ろ」と言った彼らは、身をもって現実を見ることになる。
そんなラストは衝撃的だ。

そしてオモシロイのが。
少年たちが描いたコミックを、実際にアニメーションとして見せてくれてること。
彼らの想像の中だけのキャラクターが動くそこには、
子供としての残酷さのようなものが見え隠れする。
アニメと共に進行していくストーリーは、何とも新鮮でおもしろい。

f0194546_17474136.jpg

そしてこの映画は。
エミール・ハーシュくん(最左)の劇場映画デビュー作品でもある。

でもココで。
ちょっとオネーサンは指摘したいと思うんだよ!

いいかい、エミールくんよ。
ドラマやTV映画などで、この頃もうすでにたくさんの経験を積んでるとはいえ・・・

なんなんだい?その巧みなラブシーンは!?

オネーサン、正直ビックリしちゃったわよ?笑
末恐ろしいコじゃー。ニヤリ

とはいえ、まだまだ子供な設定なんで、
言うほど激しいことにはならないんだけども。笑
ま、その辺が『スタンド・バイ・ミー』とはイチバン違うとこかな。←そこかよヲイ

ともかくエミールくん。
最近かなりさめさんのストライクゾーンをいってくれてます。笑
ということで、キロク★もちろん5つ!


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by samepoooo | 2008-10-30 22:00 | 映画 あ行
『イントゥ・ザ・ワイルド』 劇場にて
f0194546_9535027.jpg2007年 アメリカ
原題: INTO THE WILD
監督: ショーン・ペン
原作: ジョン・クラカワー 「荒野へ」
出演: エミール・ハーシュ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ウィリアム・ハート、ジェナ・マローン、キャサリン・キーナー、ヴィンス・ヴォーン、クリステン・スチュワート
系統: ドラマ/青春
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★★

あらすじ: 優秀な成績で大学を卒業した22歳の青年クリストファー・マッカンドレスは、
全預金を慈善団体に寄付、全てを捨てて放浪の旅に出る。
ヒッチハイクを繰り返しアメリカを北上、さまざまな出会いや経験を重ね、
ついに最終目的地アラスカへとたどり着く。
極寒の荒野に置き去りにされたバスの中で、
わずかな食料と獲物を頼りに生活を始めるのだが・・・

さめ的この映画のココロ: 1992年、アラスカの荒野で死体となって発見された、
クリストファー・マッカンドレス。
彼の足跡をたどったノンフィクションベストセラー「荒野へ」を映画化した、
俳優でもあるショーン・ペン監督の最新作。

裕福な家庭に育ち、学業成績も申し分なく、将来を有望視されていたクリス。
無事大学卒業することを親への義務とし、それを果たした彼が選んだその後の生き方は、
財産、身分、家族の中の自分の存在すら捨て、自然へと還ることだった。

何が彼をそうさせたのか。
単なる両親への復讐心からだけではない。
何が彼をアラスカへと向かわせたのか。
単なる「物」社会に対する疑問だけでもないはずだ。

おそらく、彼自身の根底にあった究極の欲求。

さめ自身も、対象がまったく違うにしても、
湧き起こる欲求は満たさずにはいられない性質だ。
欲求を満たそうとするときの心の中は、もうそれ以外の何も見えてこない。

彼はあまりにも自然に対する感受性が強かったのだろう。
若さゆえ、その生真面目さゆえ、少しいきすぎてしまった感も否めない。

彼はおそらく、「死」ということなど考えてもいなかったように思う。
ただ大自然の中に身を投じ、人間の根源と向き合い、
計らずともその先に死が待っていたなら、それを受け入れようと思っていたに違いない。

自由を求めるため、放浪の旅に出る。
そう聞けば皆、彼の生き方に共感し、うらやましいと思うのだろう。
彼のようなことまではできないにしても、誰しも彼のような自由な生き方を望んでいたりする。
が、現状にとらわれ、おそらくそれを実現し全うする人間は、ほとんどいない。

志半ばではあったかもしれないが、自分の思うままに生きることのできた彼は、
たとえ死を前にしても、最高に幸せだったのかもしれない。

ただ最後、「孤独が怖い」そう書き残した彼は、両親との再会を想像する。
もしも彼があの状況を生き延びることができていたなら、
彼はあの後どうしただろうか。
それでも放浪を続けただろうか。
それとも家族に会いに行っただろうか。

彼は老人に言った。
「何を逃げているんだ?」
だけども彼自身、家族からは逃げてしまったように思えてならなかった。

ショーン・ペンさん。
ついこないだも書いたばかりだが、監督としてもすごい才能の持ち主だ。
彼の他の作品もゼヒ観てみなければ、と思う。

そして最後に。
こんなにすばらしい映画のレビュで、俳優のどうのこうのを書くのも気がひけるけども、
主演のエミール・ハーシュくん。彼もお気にの一人なのです。

f0194546_19502935.jpg

どことなく、亡くなる前のリヴァー・フェニックスを思わせる。
そして、かなり不本意だけども、若い頃のレオナルド・ディカプリオも。爆
なによりまだまだ若いのに、こういう映画に出演したことがスバラシイ。
今後なるべくリヴァーっぽさが強調されることを願いつつ・・・笑
これから期待大のコです。

賛否両論はあるだろうけども、さめの中では断然キロク★5つ!
本当に学ぶことの多い映画だった。
壮大な自然の美しさと厳しさを、ゼヒともスクリーンで感じてほしい。


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by samepoooo | 2008-10-23 09:57 | 映画 あ行
『オン・エッジ 19歳のカルテ』
f0194546_1050084.jpg2001年 アイルランド(日本劇場未公開)
原題: ON THE EDGE
監督: ジョン・カーニー
出演: キリアン・マーフィ、スティーヴン・レイ、トリシア・ヴェッセイ、ジョナサン・ジャクソン、ポール・ヒッキー
系統: ドラマ/青春
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★★+マニア★


あらすじ: 父親の死後、盗んだ車ごと崖に突っ込み、
自殺を図ろうとした19歳の青年ジョナサンは、
拘置所に入るか、もしくは精神病院で治療するかの選択を迫られる。
後者を選んだジョナサンだったが、施設でのセラピーをなかなか受け入れようとしない。
同じ入院患者のレイチェルやドビーと仲良くなるにつれ、彼の心の中には変化が起きるが・・・

さめ的この映画のココロ: 日本では劇場未公開のアイルランド映画。
一応、字幕版VHSが出ているようだけども・・・探すのがやや困難。
見つかったところでビデオ・・・ということで、
愛するキリアンのためならしかたないぜ。
思い切ってUK盤DVDをお取り寄せしちゃえー!(イングランドより)爆
もちろん日本語字幕などはありませーん。堕

さめさん、キリアン作品の中では、この映画がダントツでした。
やっぱり母国だけに、雰囲気や色づかいがキリアンに溶け込んでる。
ものすごく、ものすごくキレイなキリアンに出会える作品です。

でもねー何しろ英語なんで、細かい部分はわからないんだけどねーあはは。笑
それでも言葉がわかりにくい分、表情や間合い、仕草をよく見ていたら、
キリアンの気持ちはすごくすごく伝わってきました。
言葉は通じなくっても、気持ちだけは万国共通だものね!

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父の葬儀をブッチして、自転車に乗り颯爽と走るこのお姿。
最高にキレイだと思いません?
あ~思いませんねー悲

そしてまたコレお耳のついた帽子がキュートで、キリアンにとってもとっても似合っている。

ううーこのくわえタバコも、
なんてカワイイんだよぉー!

えーところでこの映画。
登場人物は皆、大切な人を失った悲しみに囚われている。
その悲しみを癒すのは、時間であったり、同じ境遇の人との触れ合いだったりする。
ある者は希望を見出し、ある者は自分で自分を終わらせた。

でもそれはきっと、絶望の淵での選択ではなく、
大切な仲間と過ごし得たものが大きく、
心の中にこれまでにない変化が起きたうえでの選択だったのだろう。
ただそれが「死」だった、ということが残念でしかたがないけども。

どこか情緒不安定なキリアン、不安になると自分を傷つけてしまうレイチェル。
これからの二人の未来が明るい、とは決して言い切れないが、
最後のシーンの二人は、何か大きなものに包まれたような気がした。

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文字通り、on the edgeな人々ばかりのこの映画。
ストーリー的にそう目立ったものはないけども、全体の雰囲気や登場人物たちが、センスよくまとまったいい映画だなぁと思う。

←窓辺のキリアン唇ぷるぷるだし、
とーぜんキロク★5つでしょ。笑


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by samepoooo | 2008-10-16 20:44 | 映画 あ行
『妹の恋人』
f0194546_1491371.jpg1993年 アメリカ
原題: BENNY & JOON
監督: ジェレマイア・チェチック
出演: ジョニー・デップ、メアリー・スチュアート・マスターソン、エイダン・クイン、ジュリアン・ムーア、オリヴァー・プラット、CCH・パウンダー、ダン・ヘダヤ、ウィリアム・H・メイシー
系統: ロマンス

さめ的この映画のキロク: ★★★★★+マニア★★


あらすじ: 妹思いのベニーと自閉症のジューンは、兄妹。ある日二人の家に、無口で不思議な少年サムがやって来る。バスター・キートンに憧れるサムのパントマイムは、次第にジューンの心を開いてゆくのだが・・・

さめ的この映画のココロ: なんと言われようが、ジョニー・デップ作品の中で、
イチバン好きな作品。
ジョニーの演技力に関しては、もうこの当時からすでに周知のことだと思うが、
パフォーマンス力においても、この作品はダントツだと思っている。

ジョニーは当時30歳にもかかわらず、バスター・キートンに憧れる26歳のサムを演じる。
登場シーン↓だけでもすでに、目だけでサムという人間を物語っている。

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←は、さめのイチバン好きなシーン。
カフェでパンにフォークを突き刺し、
それを足に見立ててパントマイムする。
目が、完全にイっちゃっている。笑
どんだけリピートしただろうか。笑
このシーンは、特典映像でも綿密に
練習されているのがわかる。


ファンの中では有名なバスタブシーン。↓
なんと、愛くるしい、仔犬のような。
この上目づかいが、30歳に見えるだろうか?笑

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他にもツボなシーンはたくさんある。
家に入ろうとして兄のベニーににらまれ、ささっと後ろに隠れてしらんぷりしてみたり、
思わず絵の具を食べてみたり、
アイロンでパンをトーストしてみたり、
ラケットでマッシュポテト作ってみたり、
郵便受けの上に座っちゃったり、
ターザンみたいに、窓の外をアーアアー。で、落下。笑
さらには廊下をすべり、「マミ?」笑

あまり語らない、ジューンとのラブシーンもいい。
でもここで実は、ジョニーは少し後悔していることがあるらしい。
サムはジューンに、いともあっさり「I love you」と言ってしまう。
サムの性格を考えたら、そんなことサラッと言えるわけがないのだけども、
ま、サムくん、カワイイから許す!笑

それから最後にゼヒ、特典映像まで観てほしい。
綿密に調整されたカメラワーク、裏方の人々の努力がうかがえる。
特典映像ジョニーの顔芸まで入れて、キロク★5つー。


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by samepoooo | 2008-10-11 01:50 | 映画 あ行