カテゴリ:映画 た行( 14 )
『トワイライト~初恋~』 (劇場にて)
f0194546_137467.jpg2008年 アメリカ
原題: TWILIGHT
原作: ステファニー・メイヤー 「トワイライト」
監督: キャサリン・ハードウィック
出演: クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン、ビリー・バーク、ピーター・ファシネリ、エリザベス・リーサー、ニッキー・リード、アシュリー・グリーン、マイケル・ウェルチ
系統: 青春/ロマンス/ホラー
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★☆+マニア★
 
さめ的この映画のココロ: 『サーティーン』『ロード・オブ・ドッグタウン』などを
手掛けた、キャサリン・ハードウィック監督の最新作。

ベストセラーとなったステファニー・メイヤーの同名小説の映画化。

ていうかこの映画、観るの実は2回めで。
初観は機内にてだったんだけども、
これがなんと日本語吹替版、しかも中国語字幕付きというなんともウザイ状況。
さらには始まったが最後、一時停止の機能がなく、
機内アナウンスが入ればそのまま飛ばされるわ、
度々の機内サービスにより中断させられるわで、ちっともゆっくり観れなかったという。

大好きな若者系の映画だし、
しかも監督さんは、大好きな『ロード・オブ・ドッグタウン』のキャサリン・ハードウィックだし、
なにより、男子がいい!
これは絶対にちゃんとスクリーンで観なければ!の思いで、二度めの鑑賞。

いやぁ、やっぱ好きだったがよ、この映画。
まずは、あの薄暗い青味がかった映像が絶対的にさめの好み。

話はよくある(よくはないか)ヴァンパイアと少女の単なる恋話、
言ってしまえば、そう、少女マンガなんである。

カッコイイ男子と恋に落ちるんだけど、そこにはいろんな邪魔者がいて、
離れないといけなくなるんだけど、でもやっぱり二人は魅かれ合ってて・・・
みたいなお決まりのヤツがベースにあるから、
歯が浮きそうなセリフにも、目がハートになれる女子じゃなきゃこの映画は観ちゃいけない。
まぁ、たいていの男子は観ないだろうけど、
絶対共感できないことうけあいだから、観ない方がいい、まじで。笑

ていうかどちらかと言うと。
さめは目はハートになる方である。断言。

普段は二丁拳銃がどうとか言ってるけど、むしろ映画は男優で選ぶ!
くらいの勢いなので、ナイスなガイズいっぱいの『トワイライト』は、
やっぱりさめには格好の映画なんである。

しかも今回。
注目すべきは異様に顔が白い主役のロバート・パティンソンくんではない。 ←え、なにか?爆

f0194546_16295086.jpg

さめ的には断然、
友だちグループの中の一人、
マイケル・ウェルチくんである。

劇中画像が見つからず、ザンネン。

初観のときからチェックしてたぜ!


さて。
こういう若者たちの青春映画で必ずと言っていいほど出てくるのがセックスだけども、
この映画ではそれがない。
実はそこもこの映画のポイント高いとこで、
セックスに代わる欲望が、彼の場合ヴァンパイアだけに、きっと彼女の「血」なんである。
原作を読んだことがないから、続編でどうなるかとかも知らないんだけど、
でもこの後、彼女が永遠に人間でいるならば、きっと求めるのはセックスのはずで、
じゃー彼は血のかわりにセックスでも満たされるのか?とか、
そもそもヴァンパイアってセックスするのか?とか、
この辺どういうしくみになってるんだろう。笑

さぁ、今回彼はすんでのところで思いとどまったけども、
最後まで欲望は抑えきれるんだろうか。
それとも彼女は満たされないまま、望みどおりヴァンパイアになっちゃうのかしらー。
キャーさめも血まで求められてみたいわー。
・・・てな具合な気持ちになれる乙女が楽しめる映画に仕上がってます。

ちょっと主旨はズレたかもしれないけど、 ←ズレズレだよ!爆
いやー続編が楽しみだ。笑
キロク★にはマニアを1つ付けとこう。


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by samepoooo | 2009-04-16 22:31 | 映画 た行
『チェンジリング』 (劇場にて)
f0194546_10373719.jpg2008年 アメリカ
原題: CHANGELING
監督: クリント・イーストウッド
出演: アンジェリーナ・ジョリー、ジョン・マルコヴィッチ、ジェフリー・ドノヴァン、コルム・フィオール、ジェイソン・バトラー・ハーナー、エイミー・ライアン、マイケル・ケリー
系統: ドラマ/ミステリー(PG-12)
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★☆

あらすじ: 1928年、ロサンゼルス。
電話会社に勤めるクリスティン・コリンズは、9歳の息子ウォルターを女手一つで育てていた。
とある休暇の日、急な仕事のため息子を一人残して出勤した彼女が帰宅すると、
息子は忽然と姿を消していた。
すぐに警察に通報し、翌日より捜査が開始されるが、有力な手がかりは何一つない。
5ヶ月後、ウォルターが見つかったとの連絡が入るが、
ロス市警や報道陣の大々的な演出の中、列車から降りてきたのは全くの別人だった・・・

さめ的この映画のココロ: 『ミスティック・リバー』『ミリオンダラー・ベイビー』
などを手掛けた、クリント・イーストウッド監督の最新作。

先のアカデミー賞で、アンジェリーナ・ジョリーが主演女優賞に
ノミネートされたことでも話題になった。

1920年代、ロサンゼルスで実際に起きた事件を元に映画化された本作。
さめはもう、言葉にできない怒りがこみ上げてきて、
上映中、思わず前の座席を蹴りそうになってしまったよ。

こんなことが本当に起こっただなんて!なんちゅう時代だ。
人間を人間と思っていないとは、まさにこのことだ。
警察の汚職だとかを取り上げた映画が多くある最近でも、
この事件はもうあまりに不条理すぎて、怒りを通り越して愕然としてしまった。

この時代は、まだまだ女性の地位など重要視されておらず、
社会の中では圧倒的に男性が権力を握っていた。
そんな中、一人で子供を産み、育て、働くことは、
今の時代とは比べものにならないくらい大変なことだったと思う。

そんな気丈な女性を演じたのがアンジェリーナ・ジョリー。
今までさめの中でアンジーといえば、女優というよりも、
なにかと「映画サイトのニュース欄をにぎわすセレブ」みたいな認識でしかなかったのだけど。(失礼。汗)


どんな不条理にも負けず、息子への愛を貫き通す不屈の母親を演じた
この映画の中のアンジーには、心底スゴイと思わされた。

そんな彼女の唯一の救いとなったのは、ジョン・マルコヴィッチ演じる牧師。
彼女は、ただ息子に戻って来て欲しい一心だったのだろうけども、
この人がいたからこそ、腐敗した警察の全貌も暴かれた。

気付けばグイグイと引き込まれ、142分の長尺もあっという間。
決してブレない重厚感に浸りながら、ひさしぶりに映画らしい映画を観たような気がした。

気になったのはエンディング。
彼女自身が言うように「希望」の光のようなものが射すかに思われるけども。
それを「希望」というにはあまりにも心苦しくて、
微かながら彼女の常軌を逸した感と、字幕で知らされる現実をみたとき、
さめはえもいわれぬ感覚に陥ってしまったのである。


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by samepoooo | 2009-02-26 19:08 | 映画 た行
『チェ 39歳 別れの手紙』 (劇場にて)
f0194546_1051751.jpg2008年 フランス/スペイン
原題: CHE: PART TWO
監督: スティーヴン・ソダーバーグ
出演: ベニチオ・デル・トロ、カルロス・バルデム、デミアン・ビチル、ヨアキム・デ・アルメイダ、エルビラ・ミンゲス、フランカ・ポテンテ、カタリーナ・サンディノ・モレノ、ロドリゴ・サントロ、ルー・ダイアモンド・フィリップス、マット・デイモン
系統: ドラマ/伝記
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★★

あらすじ: 1965年、キューバ革命で英雄となった"チェ"・ゲバラは、
キューバでの地位や市民権を放棄し、ある日忽然と姿を消す。
キューバの指導者となったフィデル・カストロは、ゲバラの「別れの手紙」を公表した。
ゲバラは南米解放を願いボリビアへ渡り、新たな革命を起こそうとするが、
共産党や地元民からの理解は得られず、ついには政府軍に追い詰められ・・・

さめ的この映画のココロ: 第一部『チェ 28歳の革命』に続き、
さほどの間を空けず公開される第二部。
公開初日、思ったよりも観客席が埋まっていて、さめはとってもうれしかったがよ。

話はキューバ革命から6年後、
コンゴ遠征の失敗など、その辺のくだりも完全にすっとばされていて、
映画としての説明のなさは相変わらず。笑
ま、でも、この第二部を観に行こうとする人だったら、
もはや大して気にならないことかもしれない。

壮絶なゲリラ戦と演説を、臨場感あふれるシネスコサイズで交互にみせた第一部とは違い、
ビスタサイズでじっくりたっぷりとみせてくれる第二部は、ほぼ時系列で進んでいく。
ゲバラの死へのカウントダウンを思わせる「○日目」という文字に、緊張感が高まる。

第一部と同様、ピントの合わない揺れる手持ちカメラに、収まらない構図。
まるで、ゲバラと共に行動しているかのような感覚に陥る。

前作のレビュにも書いたけども、
これら二部作は、万人にわかりやすく伝えるのが目的ではない。
ゲバラを英雄化するのではなく、彼を体感することなのだ。


簡素なアパートの一室で始まった革命論。
キューバ革命を成し遂げ、希望に満ち満ちていた第一部にくらべ、
この第二部『チェ 39歳 別れの手紙』は、あまりにも悲しい。

キューバ革命で英雄となったゲバラは、
政治家としての地位を放棄し、ラテンアメリカ全体の解放を願い、
新天地ボリビアへと向かい、再び革命を求めた。

カストロに一通の手紙を残し、
幼い我が子の口から自分の所在が漏れることを恐れ、
変装したまま家族に別れを告げる。

なぜ、そこまでして・・・
そんなゲバラがあまりにも切なく、悲しかった。

第一部で描かれたキューバのゲリラ戦では、
おもしろいくらいに人々がゲバラについてきた。
だけどもボリビアでは、共産党や地元の農民たちからの理解は得られず、
物資は不足、兵士も脱走、ゲバラは孤立していく。


第一部が「勝」なら、第二部は「負」
第一部が「生」なら、第二部は「死」
そんな対照的な二作でも、変わらず描かれるのはゲバラの生き様。

ゲバラは決して革命への信念を失ってはいない。
むしろ、キューバのときより強い思いがあったのかもしれない。
だけども、その信念とは裏腹に弱っていく体。
思うように事が行かず、馬にあたるゲバラが痛々しかった。

この映画の結末は、誰もがわかっている。
撃たれ、倒れ、やがて視界はぼやけていく・・・
そんなカメラワークは秀逸で、
もはや私たちはゲバラの隣ではなく、
ゲバラ自身になったかのような感覚を与えられる。

無音のエンドロール。
倒れたゲバラは何を思っただろうか。
愛に溢れた旅人は、再び永遠の旅路についただろう。


第一部を観た後も、さめはいくつかゲバラの映画を追っていた。
だけども、ここまでゲバラを感じられる映画はないと思った。
キロク★は5つ。
ぜひとも二部作通してゲバラを体感してほしい。
そうそう。マットも律儀にちゃんと出ていたよー笑


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by samepoooo | 2009-02-10 20:40 | 映画 た行
『007/慰めの報酬』 (先行上映・劇場にて)
f0194546_18352819.jpg2008年 アメリカ
原題: QUANTUM OF SOLACE
監督: マーク・フォースター
原作: イアン・フレミング
出演: ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック、ジュディ・デンチ、ジェフリー・ライト、ジェマ・アータートン、イェスパー・クリステンセン
系統: アクション
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★☆

あらすじ: 愛する女性ヴェスパーを失ったジェームズ・ボンドは、
復讐心に駆られ、彼女を操っていたミスター・ホワイトを追求するうち、
危険な悪の組織の存在を知る。
調査のためハイチに向かったボンドは、謎の女カミーユと出会い、
ついに謎の組織"グリーン・プラネット"のCEOドミニク・グリーンを付き止める。
カミーユもまた、愛する家族を殺され、復讐の機会をうかがっているのだった・・・

さめ的この映画のココロ: 『007』シリーズ第22作めとなる最新作。
『チョコレート』『ネバーランド』などのマーク・フォースター監督、
アクション映画を手掛けるのは、本作が初なんだそう。

前作『007/カジノ・ロワイヤル』の一時間後、という設定で始まる本作。
いやぁ、のっけから息つく間もなく存分に楽しませてもらいました。
すんごいね、カーチェイス! ボーンのマットもビックリだよ。笑

とにかくアクションがアツかった!
陸では生身で走りに走る!
海に出ちゃあ、ボートで追っかけっこするわ、
空に至っては、飛行機飛ばしてドンパチ!
大火災まで起こっちゃうし、すげーーよ、ボンド~!
『007』て、いつもこうなの?笑

・・・実はさめ。
本作を観に行きたいがために、『007/カジノロワイヤル』を観たのが約1週間前。
それが人生初の『007』だったという。爆

なんとキリのいいことに、前作から内容やスタッフも心機一転。
ボンド役も今までのイメージとは違って、(と、勝手に思っている。)
とってもスタイリッシュなダニエル・クレイグの起用。
ジェームズ・ボンドが「007」になるまでのエピソードを加え、
原点に立ち返った内容になっていた。

そしてその続編として、本作で完結する「007」誕生エピソード。
だもんで、さめ的「007」は、
完全にダニエル・ボンドでインプットされてしまったがよ。笑

往年のシリーズファンの方々からしてみれば、
ユーモアが足りないとか、すぐに寝ないとか、顔が丸いとか、笑
ひとこと言いたくなる気持ちもわからないでもないけど、
これまでのミョーにおっさんチックなボンドと比べたら、 ←ごめん!爆
いやぁ、さめは個人的に好きだなぁ、若々しくってスタイリッシュなダニエル・ボンド!

で。
本作でもうひとつ楽しみにしていたのが、悪役ドミニク役のマチュー・アマルリック。
そう、『潜水服は蝶の夢を見る』の、片目の彼なのです。
あんな色白でちっこくって、どんな悪役なんだろ?と思っていたら、コレまた見事!
イヤなヤツだったねぇ~笑


そしてアクションもさることながら、本作の見どころはなんといってもヒューマンドラマ。
前作で、初めて心から愛した女性を亡くし、そして裏切られたという思いから、
復讐と任務の狭間で苦悩するボンド。

まだまだ任務に就いたばかりで、復讐心を抑えきれず、
しょっぱなから会う敵会う敵殺してばっかりだった荒々しいボンドが、
最後の最後にこらえた、というのは、立派な成長の証なんじゃないかな。

まさに、ボンドがボンドになった瞬間を見た!という感じ。笑
この辺はさすが、ヒューマンドラマを得意とするマーク・フォスター監督。

さぁ、ダニエル・ボンド!
続くニ作の契約はすでにされているらしいからねぇ。
どうなっていくのか、これからも楽しみ!
期待も込めて、キロク★4つ!


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by samepoooo | 2009-01-19 22:22 | 映画 た行
『トランスアメリカ』
f0194546_21132492.jpg2005年 アメリカ
原題: TRANSAMERICA
監督: ダンカン・タッカー
出演: フェリシティ・ハフマン、ケヴィン・ゼガーズ、フィオヌラ・フラナガン、エリザベス・ペーニャ、グレアム・グリーン、バート・ヤング、キャリー・プレストン、レイノール・シェイン、 リチャード・ポー
系統: ドラマ(R-15)
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★★+涙★

あらすじ: 男性であることに違和感を抱くブリーは、
女性として生活しながら、肉体的にも女性になるための手術を待ち望んでいた。
手術を数日後に控えたある日、拘置所からドビーという少年の
引き取りを願う電話が掛かってくる。
実はドビーは、ブリーがまだ男性だった頃にできた、実の息子だったのだ。
ドビーの身元を引き受けるため、一路ニューヨークへ向かうブリー。
そして二人の不思議なアメリカ大陸横断の旅が始まる・・・

さめ的この映画のココロ: ダンカン・タッカー監督の長編初監督作品。
性同一性障害に悩む友人との会話からヒントを得、自ら脚本も書いたという。

あああー、こんな映画を見つけた日は、さめは本当にうれしくって、
映画を観るようになってほんとよかったと、最高に最高にシアワセなキモチになる。
さめの映画生活はまだまだ短いながら、そんな作品をいくつか発見することができた。
これもその仲間入り、です。

近頃、「性」をテーマにした映画がとっても多いような気がしていて。
それだけ世の中で「性」に対する意識が高まってきているのかもしれない。

さめがこれまで観た中でも、
『マイ・プライベート・アイダホ』『バッド・エデュケーション』『ブロークバック・マウンテン』『プルートで朝食を』『ヘドウィグ・ウィズ・アングリーインチ』など。
ホモセクシャルであったり、バイセクシャル、トランスジェンダー、トランスセクシャルなど、
それぞれに少しずつ意味合いは違えど、
どれも主人公たちが「性」を超え、懸命になって大切なことを教えてくれた作品だ。


この作品では、「性同一性障害」を持った中年男性が、
「性転換」(トランスセクシャル)手術を待ち続け、やっとの思いで「女性」になる過程を描く。

自分が男性であるということを受け入れられず、
ホルモン剤を打ったり、女性になることに執着し、いつしか愛を忘れてしまったブリー。

母を失い、男娼をしながらドラッグに溺れ、愛を知らずに育ったドビー。

そんな愛に欠落した二人が、親子であることを隠しながらアメリカ横断の旅をする。
次第に打ち解け、笑い合い、時には衝突しながらも、
確かにそこには愛情が芽生え始めていた。

テーマこそ重く聞こえるが、そんな人間模様はとてもハートフルに描かれている。
笑いもあって、涙もある。
本当に本当に愛しい映画だ。

主演のフェリシティ・ハフマンは、
女性ながらに、「女性になろうとしている男性」を見事に演じている。
普通逆じゃないか?と思うが、この演技は本当に素晴らしい。
それもそのはず、GG賞で主演女優賞を受賞している。

いや、ていうかね。
そもそも観た動機といえば、例のごとくアレなんだけどね、
・・・ケヴィン・ゼガーズくん、目当て。爆

f0194546_1843221.jpg
ヤバイわ、このコ(も)。笑

繊細な演技が、リヴァー・フェニックスの
再来とかって言われてるみたいだけど、
ううーむ、確かにそうかもしれない。
さめ的には、やや少し不安定さを感じた。
が、このブレ感がたまらなくいい!

もちろん、追いかける人リスト入り。笑

というわけで、キロク★5つ!
胸がぎゅっと締めつけられるようなラストに、涙★もプラスです。


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by samepoooo | 2009-01-16 00:49 | 映画 た行
『チェ 28歳の革命』 (劇場にて)
f0194546_21403156.jpg2008年 アメリカ/フランス/スペイン
原題: CHE: PART ONE
監督: スティーヴン・ソダーバーグ
出演: ベニチオ・デル・トロ、デミアン・ビチル、サンティアゴ・カブレラ、エルビラ・ミンゲス、ジュリア・オーモンド、カタリーナ・サンディノ・モレノ、ロドリゴ・サントロ
系統: ドラマ/伝記
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★☆


あらすじ: アルゼンチン出身の青年医師エルネスト・ゲバラ。
自らも喘息を抱えながら、病気で苦しむ貧しい人々を救いたいという志を持っていたある時、
故国キューバの革命を目指すフィデル・カストロと出会う。
それこそが、彼を後の激しい闘争の道へと導くものだった・・・

さめ的この映画のココロ: 『トラフィック』を手掛け、
アカデミー賞監督賞を受賞したスティーヴン・ソダーバーグ監督と
同じく助演男優賞を受賞したベニチオ・デル・トロとの再コンビ作。

「20世紀最大のカリスマ」と言われた、
キューバ革命の指導者エルネスト・"チェ"・ゲバラの半生を、
ニ部作にわたって描く、伝記的、社会派映画。

本作はその第1部であり、キューバ革命を成立させ、
国連総会で演説をするまでのゲバラを描いている。


さめさん、社会とか歴史とかはずっとニガテ科目だったので、
せめて社会派映画でも観るようにしよう!と心掛けている最近。

主演のデル・トロは、最近かなり好きで追いかけている人。
40歳過ぎている彼が、どう28歳を演じるのだろう・・・
というヘンな興味もあって、結構楽しみに公開初日に行ってきた。笑

おもしろさを求めるような映画ではない、というのもわかっていたし、
予備知識がかなり必要そうだったので、さめさん今回しっかり予習をしていた。

放浪癖のあったゲバラは、青年時代、友人と共にバイクで南米を渡っている。
医師を志す彼は、貧しさや病気に苦しむ人々を救おうと旅をする。
それを描いたのが、『モーターサイクル・ダイアリーズ』だ。

この後復学し、医師となるゲバラだったが、
故国キューバの革命を計画するフィデル・カストロと運命的な出会いを果たし、
最終的に革命や戦闘に身を投じることとなる。

革命への意欲を高めたのは、
おそらくそんな青年時代の放浪の経験からなんじゃないだろうか。
医師として怪我や病気を救うことはできても、
それで根本を救うことにはならない、そう思ったのかもしれない。


「チェ」と呼ばれた人。

「エルネスト・ゲバラ」という人。

偉大な革命家であり、それゆえに多くの犠牲を伴う激しさや、
確固たる意志からくる厳しさが先に立つ。
でもさめには、心から優しい人に思えてならなかった。


第1部のこの映画は、ゲバラの青年時代や、
カストロとの出会いは完全にすっとばして始まる。
1964年、革命後キューバ代表として国連総会で演説をするゲバラの様子を
モノクロのドキュメンタリータッチで所々にはさみつつ、
激戦のキューバ、革命成立までを時系列で追いかけていく。

この映画を通して「キューバ革命」を描こうとするのでもなく、
ゲバラのカリスマ性を強調したかったのでもないはずだ。
あくまでも革命の戦闘の中に身を置く「ゲバラ」という一人の人間を忠実に再現したもの。

ある程度の予備知識は絶対に必要だし、
少し調べたからといって心躍るような映画でも決してない。

でも確実に、そして劇的に、存在していた。
「エルネスト・"チェ"・ゲバラ」という人が。

それを知っただけでも、観てよかったと思う。

そして、25kgもの減量をして臨んだという、デル・トロの熱演。
カンヌ国際映画祭で、主演男優賞も受賞している。
あれだけの熱意をもって見せてもらえただけでも、さめさん満足。

それにしてもデル・トロさん。
いつもの具合悪そーな目の下のクマがキレイに消えてて、若々しくってカッコよかったわぁ。
ちゃんと28歳に見えてた!よね?うん。
・・・メイクってスバラシイね。笑

というわけで、キロク★は4つ!
第2部は、次なる革命のためにボリビアへと闘争の場を求め、
手紙を残し姿を消すゲバラが描かれる。
次の公開も間近、楽しみだー!


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by samepoooo | 2009-01-13 21:45 | 映画 た行
『地球が静止する日』 (劇場にて)
f0194546_1125719.jpg2008年 アメリカ
原題: THE DAY THE EARTH STOOD STILL
監督: スコット・デリクソン
出演: キアヌ・リーヴス、ジェニファー・コネリー、ジェイデン・スミス、キャシー・ベイツ、ジョン・ハム、ジョン・クリーズ、カイル・チャンドラー、ロバート・ネッパー
系統: SF/ドラマ
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★☆☆


あらすじ: 謎の巨大球体が地球に飛来しようとするある夜、
宇宙生物学者のヘレンは、専門家を集めた対策チームを組織するため、
政府に強制連行される。
政府が厳戒態勢を敷く中、巨大球体から現れたのは、宇宙からの使者クラトゥ。
地球を救うためにやって来たという彼の本当の目的を知ったヘレンは、
やがて人類存続の危機を感じるのだが・・・

さめ的この映画のココロ: スコット・デリクソン監督の最新作。

1951年、ロバート・ワイズ監督による『地球の静止する日』のリメイクである本作。
内容など、オリジナル版に多少のアレンジが加えられている、らしい。

特に楽しみにしていたわけではないのだけども、爆
数か月前からの過剰なまでの宣伝により、
さすがのさめもこの映画に気づかないわけはなく、
しかもこれだけ派手に宣伝しときながら、封切り後のこの評判の悪さは何なんだ?

それなのにもかかわらず、上映ランキング1位には上がってしまう・・・
そんなおかしな矛盾に陥っている映画をどうしてもこの目で確かめてみたくて、
ほとんどコワいモノ観たさに、わざわざ(大晦日だというのに)足を運んだ、というわけだ。
レディースディだったからねー笑

うーん、ていうかこりゃないよな、ほんと。
大作なのにここまで抑揚のない映画は、おそらく初めてかもしれない。

テーマとしては、地球滅亡の危機ということで、
スケール的に大きいは大きいのだけども、それにしても内容が・・・薄っ。

キアヌ・・・コレで来日までしたんだよねぇ。
しかも上機嫌だった、とか。笑
うーん、ビミョウだ。

まぁ、キアヌも全然悪いわけではないし、
ジェニファー・コネリーも割と好きな演技をするし、
ジェイデン・スミスくんに至っては、映画とは裏腹に評判いいのも納得できたし・・・
うーん、やっぱり問題は・・・ストーリーの持って行き方だろうか。
いや、問題の掘り下げ方だろう。

地球が滅亡しそうなのはわかる。
救世主としてクラトゥがやって来たのもわかる。
でも救おうとするものが、実は人類じゃなくて地球だったっていうのもよくわかる。

でも。
人類滅亡の危機に直面し、「私たちは変われる!」と訴えるヘレン。
最後には、そんなヘレン親子に心動かされるクラトゥ。

ていうかこの辺の描写があまりにも希薄すぎて、なんともビックリだよ。

あんな攻撃続けてて、到底人類は変われそうにも思えなかったし、
クラトゥも、え?その程度で心動かされて任務を放棄しちゃっていいの?
・・・そんな感じで、いつの間にかめでたし。

メッセージ性もあまり感じられなかったけども、唯一伝わってきたとするなら、
「人類がいなくなれば、地球は救われる」
このことくらいだったろうか・・・

とはいえ、大がかりな映像はやはりスクリーンで観るべきもの。
視覚効果的には、50年前に比べて(・・・て、オリジナル観てないんだけど。爆)
圧倒的に技術は進歩したんじゃないだろうか。

うーん、もうこれ以上は語らないでおこう。
突っ込みどころ満載でキリがないから。
キロク★は・・・2つじゃ出演者陣があまりにも救われないかな、ってことで3つ。

さて、地球が静止するだの何だの言ってるけども、この映画の静止は・・・爆


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by samepoooo | 2009-01-06 19:46 | 映画 た行
『つぐない』
f0194546_15552963.jpg2007年 イギリス
原題: ATONEMENT
監督: ジョー・ライト
原作: イアン・マキューアン 「贖罪」
出演: キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ、シアーシャ・ローナン、ロモーラ・ガライ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ブレンダ・ブレシン、パトリック・ケネディ
系統: ドラマ/戦争/ロマンス(PG-12)
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★★

あらすじ: 1935年、イングランド。とある暑い夏の日。
政府官僚の娘セシーリアは、使用人の息子ロビーへの愛を自覚する。
セシーリアの妹ブライオニーもまた、ロビーにほのかな想いを抱くのだが、
少しの行き違いと嫉妬心によりついてしまったウソが、
ロビーを刑務所へと送ることになってしまう・・・

さめ的この映画のココロ: 『プライドと偏見』で華々しい長編デビューを飾った、
ジョー・ライト監督の二作めとなる本作。
イアン・マキューアンのベストセラー小説「贖罪」を映画化した作品である。

GG賞受賞、アカデミー賞でも数々のノミネートを受けている本作。

戦争のために愛する人と引き裂かれる・・・そんな映画は今までにもたくさん観てきて、
きっとまたそんな類の切ない恋愛映画なんだろうなぁ、
と勝手な思い込み&キーラ・ナイトレイ主演ということで、しばし手がでなかった本作。
でも、お相手のジェームズ・マカヴォイくんに負けて、ついに観ることに。

さめはもう、観た後しばらく言葉が出なかったよ。
キーラがキライとか、マカヴォイくんがスキとか、
そんなこと言うさめのバカバカバカ~ッ!!恥
かなり、かなり素晴らしい作品だった。

愛し合うセシーリアとロビーの二人を引き裂いたのは、
たったひとつの”ウソ”だった。

その純真無垢なるゆえに、嫉妬心ゆえに、
過ちを犯してしまったブライオニー。

やがて起こる戦争が、そんな三人を永遠に引き離す。

犯した罪を一生かけて償おうとする、ブライオニーの贖罪の人生。

あらゆるものを壊し、愛する者を奪う戦争。
戦争こそが、人間が償うべき罪である。
そんなメッセージが、タイトルでもある”贖罪”の言葉の中には
込められているような気がしてならない。


タイプライターの音の上に乗せたような音楽。
進んでは戻る独特のストーリー展開。

時にサスペンスにも似たような鋭い視線を映し出し、
台詞がなくとも、役者のわずかな表情や間合い、
さらには空気感からもあらゆることが読み取れる演出。

そして、ややレトロ感のある美しい映像の前半から一変、
後半は凄まじいまでのリアリティをもって描かれる戦火の情景。

ジョー・ライト監督・・・素晴らしすぎる。
マカヴォイくん・・・やっぱりイイ男だった。笑
これはキロク★5つしか、ありえない。
ゼヒ観ておくべき作品だと思う。


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by samepoooo | 2008-12-14 21:12 | 映画 た行
『ドリーマーズ』
f0194546_17525069.jpg2003年 イギリス/フランス/イタリア
原題: THE DREAMERS
監督: ベルナルド・ベルトルッチ
原作: ギルバート・アデア 「ドリーマーズ」
出演: マイケル・ピット、エヴァ・グリーン、ルイ・ガレル、ロバン・ルヌーチ、アンナ・チャンセラー、ジャン=ピエール・カルフォン、ジャン=ピエール・レオ
系統: ドラマ/青春/エロティック(R-15)
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★★+マニア★★

あらすじ: 1968年、五月革命に揺れるパリ。
アメリカ人留学生マシューは、激動のシネマテーク・フランセーズで、
双子の姉弟イザベルとテオに出会う。
映画の話で盛り上がり意気投合した三人は、
両親が留守の姉弟の自宅で、いつしか共同生活を始める。
それは、激動の外の世界とは全くかけ離れた、危うい戯れだった・・・

さめ的この映画のココロ: ずっと観たかったこの映画。
さめのよく行く某レンタル店に唯一1本だけあるのは知っていた。
が、いつ何時行っても・・・レンタル中。
待つこと3ヶ月、この度やっと祝レンタル!苦笑

この映画、置いてあるジャンルは→「エロティック」(さすがにあの、隔離されてる場所ではないよ。禁)

ていうか、誰が3ヶ月も借りとんじゃーっ!爆
ていうか、そんなこぞって借りるような映画なのかーっ!笑

・・・ちなみに。
さめの目的は、マイケル・ピットくん。
えぇ、一応予想はしてましたよ、スゴイ映画だと。
が、ココまでスゴイとは・・・

何がスゴイて・・・性的描写。爆

監督は、『ラストエンペラー』『リトル・ブッダ』で知られる、ベルナルド・ベルトルッチ。
『ラストタンゴ・イン・パリ』と聞けば、あ~!と納得される方もいるのかもしれない。

いやいや、ていうか。
『28日後...』のキリアンにキャーキャー言ったような、
そんなさめさんのへなちょこレベルじゃありません。
マイケルくん、ほんとスゴイから、ソレ!
(コレはもう、観た人だけが知ることにしておきたい。笑)
その自信と勇気を讃えます。笑
ていうかさめさん、モザイクかかってる映画、初めて観ちゃったよ。爆

f0194546_18171950.jpg
でもねぇ、フシギと不快感がないんだよね。
逆に、美しいとさえ思ってしまった。
というのも、共演者のエヴァ・グリーンと
ルイ・ガレル。
一卵性双生児を演じた
この二人の魅惑的演技が秀逸だ。
そしてこの二人の間にマイケルくんを
持ってきたのは、実にアタリだと思った。

さめさん、マイケルくんには
官能美的なものがあると、ひそやかに思っている。
彼には絶対、フツウの青年役など似合わない。
ある程度マッドな役じゃないと!笑


と、のっけからヘンなことばかり書いてしまったのだけど、
そんな性的描写だけではないのだ、この映画は。
本当にさまざまなテーマを投げかけている。

舞台は1968年、パリ。
五月革命に揺れる、激動の時代だ。
シネマテーク・フランセーズ創設者のラングロワ解任により、
映画を愛する学生や映画関係者たちが集い、激しい抗議。

一方、ベトナム戦争に苦しむアメリカ。
兵役を避け、逃げるように留学してきたアメリカ青年。

一卵性双生児姉弟の性愛、親と子の葛藤。

そして、数々の偉大な映画に対するオマージュを、
三人のシネフィルの記憶をたどることで、ささげている。

『勝手にしやがれ』のジーン・セバーグが、
シャンゼリゼ通りで「ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン!」と声をあげるシーン。

『はなればなれに』のアンナ・カリーナら三人がカフェで踊るシーン。
ルーブル美術館を走り抜けるシーン。

さめさん分かったのはこれくらいで、実は半分も分からなかったのだけども、
三人がこれらシーンの模倣をしてみせる。
この辺は、映画好きにはたまらない演出かもしれない。

ヌーヴェルヴァーグ・・・シネマテーク・・・シネフィル・・・
映画好きでないと分からないこともたくさんだったけども、
さめにはかなりいい映画の勉強になりました。(しかも、マイケルくん付きで。笑)
映像も好みだったし、いろんな意味でかなり好きな映画でした。


ていうか話は戻るけど。
みんな、こういう(エロい)映画とわかってレンタルしてんのかな。
もしくは、本当の映画好きが知ってて借りるんだろうか。
ジャケ借り(?笑)しそうなジャケットでもないしなぁ。苦笑
マイケルくんファンがそういるとも思えないし。爆
エヴァ・グリーン目当てな男子は、確実にいる!笑

うーん。謎だ。
とりあえず。
この映画のレンタル状況は、これからも行く度チェックすることにしよう。笑

R-15指定、そういうシーンがほとんどです。爆
ニガテな方は要注意!
でもさめは全然ヘーキ。笑
文句なしのキロク★5つです。(注:文句は受け付けません。笑)


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by samepoooo | 2008-12-10 18:23 | 映画 た行
『チャンス』
f0194546_11353538.jpg1979年 アメリカ
原題: BEING THERE
監督: ハル・アシュビー
原作: イエジー・コジンスキー
出演: ピーター・セラーズ、シャーリー・マクレーン、メルヴィン・ダグラス、ジャック・ウォーデン、リチャード・ダイサート、リチャード・ベースハート、ジェームズ・ノーブル、エリヤ・バスキン
系統: コメディ

さめ的この映画のキロク: ★★★★☆


あらすじ: 屋敷を一歩も出たことのない世間知らずの庭師チャンスは、
主人の死により解雇され、突然放り出されてしまう。
ひょんなことから資産家を夫に持つ貴婦人に出会い、
屋敷に招かれることになるのだが・・・

さめ的この映画のココロ: twinkissさんのオススメ映画。
恥ずかしながら、ピーター・セラーズ、この映画で知りました。
いやぁ、コレ、かなりおもしろかった!

一応、コメディのジャンルに入るようだけども、
決して腹かかえるようなドタバタな笑いではなく、
なんか、こう、遠くから足の裏を綿毛でコソコソされているような、
そんなひそやかな、そしてかなりマニアックな笑いだ。笑

前半は、この映画のスタイルがいまいち飲み込めず、
捉えどころがないというのか、正直あまりおもしろいと思えずにいた・・・

が!
庭師のチャンスが、大邸宅に入りこんでからというもの、
がぜんおもしろさがフツフツとこみ上げてくるのだ。

ピーター・セラーズのすっとぼけっぷりが、もう最高なんである。
あんなおじいちゃんなのに、無垢さはまるで赤ちゃんのよう。笑
ズボンの裾が、若干短いのが、もう気になって気になって!笑

テレビ以外全くと言っていいほど、教養のない庭師チャンスは、
何か意見を求められるたび、彼にはそれがすべてである「庭」に関することを、
言葉少なに、淡々と返答していく。
すると周囲はそれを勝手に深読みし、誤解が誤解を呼んで、
いつしか「チャンシー・ガーディナー」という偉大な虚像は膨れ上がり、
ついには大統領候補にまでまつりあげられてしまう。

「紳士」の格好をしている人物の言葉は、
それだけで重く、意味のあるものに聞こえてしまうものなのだろう。
いかに先入観にとらわれ、真実を見抜く力のないことか。
そんなバカげた政界、メディアをまざまざと見せつけてくれる。

黒人の使用人が、テレビでちやほやされるチャンスに向かって、
「この国では、白人で背広を着てさえいれば、バカにでも“チャンス“があるんだ」
と言うシーン。

強烈に風刺的要素の込められた映画でもある。

いやぁ、でもコレを観ていて思い出したのが。
かなり昔、志村けん扮するマヌケなジイさんが、
ただ、「いえいえ、いえいえ」と言っているだけで、
クイズ番組で次々と正解、優勝して大金を稼いじゃう、
みたいなギャグ。笑 ←知ってる?誰かコレ。笑

シャーリー・マクレーンがベッドサイドで悶えるシーンは最高に笑ったなぁ。
エンドロールに乗せた、ピーター・セラーズのNGシーンも最高だ。
彼を以てしても、この心の底から込み上げる笑いは抑えられなかったんだろうね。笑

ただ最後の水場でのシーン。
あれは・・・チャンスを神に見立てているのか?
やや疑問の残るラストではあった。

が、いい映画を観せてもらいました。キロク★4つ!


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by samepoooo | 2008-11-18 20:47 | 映画 た行