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ここ最近で観た映画
レビュ後には文字色が変わって、リンクができます。

『噛む女』  ★★★★☆+マニア★★★
『ワールド・オブ・ライズ』 (劇場にて)  ★★★★☆
『グッドフェローズ』  ★★★★☆
『ロンドン・ドッグス』  ★★★☆☆+マニア★
『10ミニッツオールダー』  ★★★☆☆
『アルフィー』  ★★★★★
『美しい人』  ★★★★☆
『エリザベス』  ★★★★★
『エリザベス・ゴールデンエイジ』  ★★★★☆
『大いなる陰謀』  ★★★★☆
『恋の方程式 あなたのハートにクリック2』  ★★☆☆☆+マニア★
『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』  ★★★★☆
『グラディエーター』  ★★★★★
『アメリカン・ギャングスター』  ★★★★☆
『グリーンマイル』  ★★★★☆
『ギャング・オブ・ニューヨーク』  ★★★★★
『アルファ・ドッグ 破滅へのカウントダウン』  ★★☆☆☆+マニア★
『パルプフィクション』  ★★★★★+マニア★★★
『スリーパーズ』  ★★★★☆
『レザボア・ドッグス』  ★★★★★+マニア★★
『世界で一番パパが好き』  ★★★☆☆
『完全犯罪クラブ』  ★★★☆☆+マニア★
『キル・ビルvol1・2』  ★★★☆☆+マニア★★★
『グローリー・デイズ~旅立ちの日~』  ★★★☆☆
『ホリデイ』  ★★★★☆+涙★★★
『すべての美しい馬』  ★★★☆☆
『青春の輝き』  ★★★★☆
『グッド・シェパード』  ★★★☆☆
『ディパーテッド』  ★★★★☆
『シリアナ』  ★★★☆☆
『ふたりにクギづけ』  ★★★★☆
『ヴィレッジ』  ★★★★☆
『キス☆キス☆バン☆バン』  ★★★★☆
『ギャングスター・ナンバー1』  ★★★★☆
『アニー・ホール』  ★★★☆☆
『ラウンダーズ』  ★★★★☆+マニア★★★
『セイ・エニシング』  ★★★★☆
『キングダム・オブ・ヘブン』  ★★★☆☆
『橋の上の娘』  ★★★☆☆
『忘れられない人』  ★★★★☆
『リプリー』  ★★★★☆
『サイドウェイ』  ★★★★★
『ローズ・イン・タイドランド』  ★★☆☆☆+マニア★
『12モンキーズ』  ★★★☆☆+マニア★
『小説家を見つけたら』  ★★★★☆
『バスキア』  ★★★★☆
『ヘイブン 堕ちた楽園』  ★★☆☆☆
『ゴールデン・ボーイ』  ★★★☆☆+マニア★


・・・結構、観てるよね。苦笑
ていうか、だいぶヘンな傾向がわかるよね。爆

コレをすべてレビュするのは・・・ムリ。逃

ほんと、ある種のビョーキ。爆

このレビュしてほしい!ていうのがもしあれば、
コメしてくれれば優先的にレビュしまーす☆


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# by samepoooo | 2008-12-22 23:15 | 未レビュ映画
さめが邦画を観ない理由
これだけ映画を観るようになって、なかなか手を出さないのが、邦画。

なんとなく、ドラマの延長のような気がして・・・というのが理由だと思っていた。
が、最近、もっと違う理由だということに気づいた。

さめはTVのドラマもまったく観ない。
というのも、なんだかどれを観ても薄っぺらい気がするからだ。

似たような感じを、日常生活でも受けることがある。
さめは鹿児島で仕事をしていながら、なぜか本社は都心にある、
ということが多く、向こうの人々と話す機会も多い。

で、決まって感じるのが・・・

言葉が冷たい。

どこか一線越えられないような気がする。(いや別に越えなくたっていいんだけどね。笑)

そうなのだ。
さめさん、どうやら標準語がダメみたいなんである。

ヲイ。 と言われそうだな。爆


ココやもうふたつのブログの常連の方々は知ってると思うけども、
さめは、かなり方言がキツイ。
常にバリバリの鹿児島弁(といっても、独特のイントネーション)で日常を表現し、
思いっきり笑い、泣き、怒る。

一方標準語は、美しい。
だけども、どこかよそよそしくって、
感情表現が乏しい気がしてならないのだ。

大変偏った田舎者のやっかみみたいで申し訳ないんだけども。
だから、標準語が当たり前のTVドラマや邦画は、そう。
さめにとってはどうしても、演じられた「お芝居」の域から出切らないのだ。

その点、洋画はいい。
字幕を見たら、さめの頭が勝手に会話を鹿児島弁のイントネーションに変換してくれる。
さめに非常に密着した感情へと変換されて伝わってくる。

これがドラマや邦画だと、
登場人物がどんなに泣こうが、笑おうが、怒ろうが、
不慣れなイントネーションのまま、耳に届いてしまい、
どうにもいまいち伝わらない、という事態が起こってしまうのだ。


これは日本のドラマや映画の質が洋画に比べてどう、とかじゃない。

ただ単に、さめが標準語に馴染めないのだっ!

絶対そうだ。    だから何だ!爆


というヒジョーに自分勝手な理由に最近気づいたので、
今はとってもスッキリした気持ちのさめさんなのです。 なにがだ。笑
要するに、さめのいつものワガママです。爆
いやいや、鹿児島を愛するあまり、です。笑


・・・つーか慣れろよ!

てことで。
さめさん映画は、キライなジャンルだからとか、
キライな人が出てるからとか、そういう理由で観ないのはもったいないと思ってます。
そんなところにも絶対、イイ映画は潜んでいる。

あーだこーだ言いながらも、ちゃんと観ようと思ってます。笑

さめが邦画を観ない理由_f0194546_16561780.jpg
ちなみにさめのイチオシ邦画。

『ラヂオの時間』
サイコーですね、コレは。笑



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# by samepoooo | 2008-12-20 22:12 | 映画的近況
『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』
『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』_f0194546_124431.jpg2001年 アメリカ
原題: JAY AND SILENT BOB STRIKE BACK
監督: ケヴィン・スミス
出演: ジェイソン・ミューズ、ケヴィン・スミス、ベン・アフレック、ジェフ・アンダーソン、ブライアン・オハローラン、シャノン・エリザベス、エリザ・ドゥシュク、アリ・ラーター、ジェニファー・シュウォールバック、ジェイソン・リー、ガス・ヴァン・サント
系統: コメディ
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★★+マニア★★★

さめ的この映画のココロ: 今回ちょっと、新しい試み。
いくつかの映画をまとめてレビュしたいと思っている。 ので、必然的に長くなるからね。爆

さめさん、どんな世界に足を突っ込んでみても、
結局はそういう方向(どういう方向?笑)に走ってしまうってことが、最近よくわかった。爆

あなたはコイツらを知っているか!?

『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』_f0194546_14483679.jpg
さめの愛する最強おバカコンビ、
ジェイ&サイレント・ボブ
である。

右: ジェイ (ジェイソン・ミューズ)
左: サイレント・ボブ (ケヴィン・スミス監督)


口を開けば下ネタばかりのジェイと、
ほとんどしゃべることのないサイレント・ボブ。
コンビニの前にたむろしては、ヤクを売り、客にからむ。

プライベートでも幼なじみの二人。
実際には正反対で、ケヴィンばかりがしゃべり、ジェイは無口である。笑

・・・以下、彼らのことを真剣に解説したいと思う。

事の始まりは、『クラークス』(1994) ←なんとモノクロ
『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』_f0194546_14272471.jpg
まだまだ無名だったケヴィン・スミスは、
通っていた映画学校を辞めて戻ってきた授業料と、
集めていたコミックコレクションの売却金と、
大洪水で車が破損したため
国から下りた賠償金をかき集め、
当時働いていたコンビニを題材に、
自身で脚本を書き、作った映画だ。

ケヴィン自身はサイレント・ボブとして、
相棒ジェイソン・ミューズと共に出演。
以降、ケヴィン・スミス映画には、
ほとんどと言っていいほど、このジェイ&サイレント・ボブが登場する。

『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』_f0194546_14584620.jpg
『モール・ラッツ』(1995)

ケヴィン・スミス監督作品。
ショッピングモールで繰り広げられる、ドタバタ。
ほんと、くだらないんだけど笑える。笑


『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』_f0194546_14591219.jpg
『チェイシング・エイミー』(1997)

ケヴィン・スミス監督作品。
ベン・アフレック主演で、
好きになった女のコが実はレズビアンだった、って話。
どーしょーもない。笑

『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』_f0194546_14592870.jpg
『ドグマ』(1999)

ケヴィン・スミス監督作品。
キリスト教をパロっていて、いわゆる問題作。
マット・デイモンとベン・アフレックが主役で
天使をやっている時点で何かがオカシイ。笑
が、やっぱりかなりオモシロイ!

『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』_f0194546_1527453.jpg
『スクリーム3』(2000)

人気ホラーシリーズにカメオ出演!
ってことからも、
ジェイとボブって結構みんなに愛されてる
っていうのが、わかるでしょ?笑
ケヴィンの監督作品ではない。

『スクリーム3』はともかく、
ケヴィン作品はどれもほんと、下ネタばかりでしょーもない映画なんである。笑
なのにどうしてこんなにも愛しいのか。

要は、作ってる奴らがみんな、オタクなんである!爆
SFが好きで、コミックが好きで、(B級)映画が大好きで、
それら好き過ぎるものを全部ぶち込んで、好き勝手映画にしてしまっている!笑

その子供のような純粋すぎる熱意と、
恥ずかしげもなく繰り広げられる下ネタには、
逆にある意味人間的な正直さを感じてしまって、 
なんかこう女の集団にはない、
男集団特有のバカバカしいんだけど微笑ましい連帯感に、
さめは最強に憧れてしまうのである。 ←なんじゃそら

そして、ケヴィン・スミス映画には、他にも常連がいる。
ジェイソン・リー、ベン・アフレック、マット・デイモン。 あはは。そゆこと。笑

『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』_f0194546_16515390.jpg『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』_f0194546_1652971.jpg『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』_f0194546_16521952.jpg

彼らがほんとイイ味出してて、登場するだけでもう、さめは大ウケ!

ジェイソン、ベンは(わりと主役を張るので)ともかくとして、
マットってこの人ほんとオモシロイ!
どんなチョイ役でも・・・ていうか、あえてチョイ役にしてるのかもしれないけど、
それでも、ニヤニヤしながらほんと楽しそうにやってるところが、
律儀というか・・・これは逆に計算高いのか?笑


というわけで、ココまでは前置き。 ・・・長っ!

これまで脇役ばかりだったジェイとボブが、ついに主演を果たしたのだ!
それが冒頭で紹介しているこの映画。
『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』

『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲』_f0194546_15435441.jpg一見、これまでになく筋書き・・・
というかストーリー構成はあるように見える。

が、まぁ、今さらもう映画の内容など、ないに等しい!笑

限りなく続くどーしょーもない下ネタと、
ケヴィン・スミスが個人的に敬愛する映画や
コミックへのオマージュ(という名のパロディ)、
後はひたすら、出演者各々の出演作
に対する茶化しでできている!
あぁ、さめさんこういうの、たまらなくたまんないのよ!

だって、マットとベンが『グッド・ウィル・ハンティング2』の撮影とかしちゃってるのよ?
2て・・・あの映画に2なんて、あり得ないでしょ。笑
そこに、ガス・ヴァン・サントも出てきちゃってるのよ?
監督なのに、お金の計算ばっかりしてて、全然演出とかしないのよ?
もうさめ的にサイコーにツボ!

他にもサブタイトルからもわかるように、
『スター・ウォーズ』好きにはたまらない内容になっていて、
こんなしょーもない映画なのに、その他の出演者陣がものスゴイ面々なのだ。
そのギャップが、最高に楽しい!

そして、この映画をより楽しむためには、
ケヴィン作品、ゼヒ順番に観ておくことをオススメします!
順ごとにビミョウにつながりを持たせてあって、そこもまたオモシロイ!
マットとベンの出演作も観てると、もっともっと楽しめる。笑

でもまぁ、これらの映画の90%以上は下ネタでできてるからね。爆
よって、少しでも下ネタがダメって人には、決して決しておススメしません。
と言いつつ、キロク★はトーゼン5つ!

というわけで、おもしろさ、伝わったかしら?
この後、『クラークス2』(2006)も作られてるみたいだけど、日本では未公開。
せめてDVD化されるのを、さめさん切に願っている!


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# by samepoooo | 2008-12-18 21:13 | 映画 さ行
『潜水服は蝶の夢を見る』
『潜水服は蝶の夢を見る』_f0194546_1642028.jpg2007年 フランス/アメリカ
原題: LE SCAPHANDRE ET LE PAPILLON
監督: ジュリアン・シュナーベル
原作: ジャン=ドミニク・ボビー 「潜水服は蝶の夢を見る」
出演: マチュー・アマルリック、エマニュエル・セニエ、マリ=ジョゼ・クローズ、アンヌ・コンシニ、パトリック・シェネ、ニエル・アレストリュプ、オラツ・ロペス・ヘルメンディア
系統: ドラマ/伝記
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★★

あらすじ: 雑誌「ELLE」の編集長として、申し分のない生活を
送っていたジャン=ドミニク・ボビーは、ある日突然の脳梗塞に襲われる。
病室で目覚めたときには、ロックト・イン・シンドロームに陥っていた。
体の自由を奪われ絶望する彼だったが、
やがて、独自のコミュニケーション法を会得、自伝を綴る決意をする・・・

さめ的この映画のココロ: 『バスキア』『夜になる前に』などを手掛けた、
ジュリアン・シュナーベル監督作品。
数々の賞を受賞、アカデミー賞にもノミネートされた作品。

ファッション雑誌「ELLE」の編集長であった、ジャン=ドミニク・ボビー。
突然の脳梗塞により全身が麻痺。
目覚めたとき、唯一動かすことができたのが、左目だったという。
その左目の瞬き20万回で綴られた自伝的小説を映画化したものである。

物語は、ジャン=ドーが目覚めるところから始まる。
ぎこちない瞬き。
ぼやけた白い病室。
体を寄せ、視界に入ろうとする人々。

ロックト・イン・シンドローム(閉じ込め症候群)に陥った彼の目線を、
彼の独白に乗せ、独特のカメラワークで描く。

この秀逸なカメラワークにより、我々は彼を体感することができる。

植物状態ではなく、意識は鮮明。
それなのに、左目以外何一つ自由がきかない。
その精神的負担は想像を絶する。
ましてやあれだけの知識と想像力を持っていながら、
何一つ行動することができないなんて、その絶望は計り知れない。

療法士が考えた、瞬きによるアルファベットの提示。
苦しむジャン=ドーは、「死にたい」と伝える。
でも、自分で死ぬことすらもできないのだ。

彼は自分のことを、重い潜水服を身に付け、
深い海を漂っているかのように例える。
そしていつしか、その想像力だけで、
記憶の中を蝶のように自由に泳ぎ始める。

そうして綴られた瞬きの自叙伝。
我々にはたったの2時間の体感だけども、
完成まで、どれだけの時間と苦悩があっただろう。

これも、ジャン=ドーの強い精神力と、
培われた多くの知識、限りない想像力の賜物、
そして、彼を支えた人々の、惜しみない努力があったからだろう。

こういう映画はかくして感動的で、お涙頂戴的なものになりがちだけども、
この映画は決してそうではない。

もちろん、彼の苦しみや悲痛の叫びは充分伝わってくる。
だけども時には、男の目線を描いてみたり、笑
投げやりな悪態をついてみたり、
どこかコミカルで、またユーモラスな描写も忘れてはいない。

ジュリアン・シュナーベル監督、実は画家でもあるらしい。
なるほど、その独特な映像とカメラワークは、本当に素晴らしい。

同監督の『バスキア』『夜になる前に』も、
なかなかパンチの効いた好きな映画だけども、
それらとはまたかなり違ったテイストの本作。
キロク★は5つ!
ゼヒ観てほしい作品のひとつです。


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# by samepoooo | 2008-12-16 19:17 | 映画 さ行
『つぐない』
『つぐない』_f0194546_15552963.jpg2007年 イギリス
原題: ATONEMENT
監督: ジョー・ライト
原作: イアン・マキューアン 「贖罪」
出演: キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ、シアーシャ・ローナン、ロモーラ・ガライ、ヴァネッサ・レッドグレーヴ、ブレンダ・ブレシン、パトリック・ケネディ
系統: ドラマ/戦争/ロマンス(PG-12)
公式HP

さめ的この映画のキロク: ★★★★★

あらすじ: 1935年、イングランド。とある暑い夏の日。
政府官僚の娘セシーリアは、使用人の息子ロビーへの愛を自覚する。
セシーリアの妹ブライオニーもまた、ロビーにほのかな想いを抱くのだが、
少しの行き違いと嫉妬心によりついてしまったウソが、
ロビーを刑務所へと送ることになってしまう・・・

さめ的この映画のココロ: 『プライドと偏見』で華々しい長編デビューを飾った、
ジョー・ライト監督の二作めとなる本作。
イアン・マキューアンのベストセラー小説「贖罪」を映画化した作品である。

GG賞受賞、アカデミー賞でも数々のノミネートを受けている本作。

戦争のために愛する人と引き裂かれる・・・そんな映画は今までにもたくさん観てきて、
きっとまたそんな類の切ない恋愛映画なんだろうなぁ、
と勝手な思い込み&キーラ・ナイトレイ主演ということで、しばし手がでなかった本作。
でも、お相手のジェームズ・マカヴォイくんに負けて、ついに観ることに。

さめはもう、観た後しばらく言葉が出なかったよ。
キーラがキライとか、マカヴォイくんがスキとか、
そんなこと言うさめのバカバカバカ~ッ!!恥
かなり、かなり素晴らしい作品だった。

愛し合うセシーリアとロビーの二人を引き裂いたのは、
たったひとつの”ウソ”だった。

その純真無垢なるゆえに、嫉妬心ゆえに、
過ちを犯してしまったブライオニー。

やがて起こる戦争が、そんな三人を永遠に引き離す。

犯した罪を一生かけて償おうとする、ブライオニーの贖罪の人生。

あらゆるものを壊し、愛する者を奪う戦争。
戦争こそが、人間が償うべき罪である。
そんなメッセージが、タイトルでもある”贖罪”の言葉の中には
込められているような気がしてならない。


タイプライターの音の上に乗せたような音楽。
進んでは戻る独特のストーリー展開。

時にサスペンスにも似たような鋭い視線を映し出し、
台詞がなくとも、役者のわずかな表情や間合い、
さらには空気感からもあらゆることが読み取れる演出。

そして、ややレトロ感のある美しい映像の前半から一変、
後半は凄まじいまでのリアリティをもって描かれる戦火の情景。

ジョー・ライト監督・・・素晴らしすぎる。
マカヴォイくん・・・やっぱりイイ男だった。笑
これはキロク★5つしか、ありえない。
ゼヒ観ておくべき作品だと思う。


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# by samepoooo | 2008-12-14 21:12 | 映画 た行